シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

ビジネス書の中にはアメリカの「シリコンバレーで学んだ」などシリコンバレーにまつわる本もいくつかあります。そもそもシリコンバレーはITの先進的な場所として知られており、その中でユニークな考え方やノウハウが詰まっているため、ビジネス書のネタになっているのかもしれません。

今回紹介するのはそのシリコンバレーにおいて最も重要な「思想家」としてナヴァル・ラヴィカント(以下:ナヴァル)を紹介しています。元々ナヴァルはインドのデリーで生まれ、9歳の時にアメリカに移住し、25歳あたりにシリコンバレーで起業を行い、その活躍ぶりから、シリコンバレーの「放射性土壌」と呼ばれ、今をときめくUberを始め多くのベンチャーに投資を行うなど、投資家の側面もありますが、それ以上に「思想」を伝える側面が強いとのことです。

第1部「富―この世界で運に頼らず「リッチ」になるには」

そもそも「富」とはどのように定義をするのか、人によって富を得ているかどうかの解釈が変わってきます。ここではナヴァル自身の富の解釈を明かしています。

他にも仕事における「レバレッジ」から、「判断」「遊び」「運」「読書」まで網羅しています。

第2部「幸福―最高の人生を歩むためには」

「富」の解釈も人それぞれであれば、「幸福」となるともっと人によって解釈も大きく変わってきます。では何をもって「幸福」とし、どのような「行動」「思考」をもって「幸福」を手に入れていくのかそれを解き明かしています。

まとめ

本書で取り上げられていることは「ごく当たり前」という風に捉えるかもしれません。しかし、その「ごく当たり前」のことが実際に「知っている」としても「知り、行動に結びつける」ことができておらず、小手先のテクニックに走る人も多くいます。本書は小手先のテクニックでなく、むしろ「ごく当たり前」のことを見直し、なおかつ新しい「当たり前」を塗り替えるためには格好の一冊と言えます。

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