「自分らしく」は、言葉ではできるように見えてけっこう難しい部分がある。もっとも「自分らしく」振る舞うためには、何をしたら良いのか分からない方も多くいることも理由の一つとしてある。
そこで本書である。本書は自分らしくどう振る舞えば良いか、そして自分らしく活かし、磨き続けていき、人生をどう変えていけば良いのか、本書は「教科書」として伝授している。
第1章「自分を知る」
何よりも先に「自分を知る」ことが根幹になる。もっともどのようにして自分を「知る」のか、そこからわからない方も多くいる。本章では片づけから、内面を見つめ、やりたいこと・やりたくないことを見出しながら、どのように見つけていくかを明かしている。
第2章「自分を活かす」
自分の事を知ることができたら、どのようにして「活かす」かにかかっている。活かし方の方法は様々であるのだが、自分の考えで、なおかつ、自分自身の価値を上げていくためにどう「活かす」べきかを考え、行動し、そしてフィードバックを行う事が必要になる。
第3章「自分を発信する」
ここ最近ではブログはもちろんのことSNSツールも広がりを見せているように、発信の方法は選ぶことができるようになった。そのため発信しない手はないが、いかにして「発信」していくか、表現にしても、他人からの意見の共感を持っても、「発信」の考え方は色々とある。
第4章「環境を変える」
一番の変かでありつつ、なかなか難しいのが「環境」の変化である。自分自身の考えで変化ができるとするならば、どのようなサイクルを持って考え、つくっていくかが大切になる。
第5章「自分を磨き続ける」
「自分磨き」や「自分づくり」には終わりはない。日々の行動・習慣の変化によって、人はどうとでも変わることができる。しかしその「変わる」方向をどのように持っていくべきか、こちらも常日頃から考えるべきことでもある。
自分らしさをどのように行ったら良いか、単純に伝授するばかりが終わりではない。本書では各章ごとにチェックシートがあり、何をしたら良いのかをまとめている。ある種ToDoリストのようにやるべきことがあらかじめリスト化されているため実践しやすくできるつくりになっている。自分を変えていき、自分らしさを持ちたいのであれば是非手に取りたい一冊である。
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