小説

時代

續 太閤私記

農民から織田信長に仕え、本能寺の変を乗り越え、天下統一を果たした豊臣秀吉。関白から太閤にまで上り詰めるのだが、天下人に至るまでの道のりを「私記」と言う形で創作した一冊である。 もちろん創作なので史実とは所々異なる部分があるのだが、その異なる...
書評

愛が挟み撃ち

簡単に言えば「三角関係」であるのだが、いざ「三角関係」のことを考えるとドロドロとした印象を持ってしまうのだが、本書における「三角関係」はどうも考えさせられるものである。 その「考えさせられる」理由として「愛」そのものの定義にある。哲学的な論...
SF

ナイス☆エイジ

「2112年から来た未来人だけど質問ある?」(本書帯紙より) この一文を見たときに、私に限らず「ドラえもん」を連想してしまうかも知れない。しかし本書で取り上げている未来人は決して猫型(たぬき型?)ロボットのことではなく、あくまで人間である。...
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書評

エンディング・パラダイス

人生の終わりの時に何を行うのか。本書では人生の終わりのために遺骨収集を行う旅へと出かけた。その理由としては亡き父の遺言によるものであり、人生の総決算をするための旅であった。 しかしその旅の中で見つけたある村に根を下ろすこととなる。そこはまる...
ミステリー

サクラ秘密基地

「秘密基地」と言う言葉を聞くと子供の頃にそういった「ごっこ遊び」を行った方も結構多いのかも知れない。ちなみに私はやったことはないのだが、それに近いことは行ったのかも知れない(どんな遊びだったかさえ覚えていないが)。 そういった秘密基地である...
SF

100億人のヨリコさん

ある意味で増殖しているような生き物なのかと思ったのだが、実際に大量の「ヨリコさん」が出現して奇想天外な展開を見せるというような物語である。 「フィクション」であるが故のナンセンスさであるのだが、そのナンセンスさがとても小気味よく、なおかつテ...
書評

小型哺乳類館

色々な動物が存在するのだが、その中では小さなかわいい動物が存在するという。そもそも小型の哺乳類にはどのような種類があるのか、小さな哺乳類を主軸とした12の物語である。 もちろん小動物であるため、かわいさもあり、なおかつ独特の動物の生態も描か...
ミステリー

ドローン・スクランブル

かつてドローンが首相官邸に落ちた事件があった。そのことから日本中に「ドローン」に対する認知が高まっていった。今となっては家電量販店でも当たり前のように売られており、もはや誰にでも手に入るようになったものとなった。 そのドローンの用途は多彩で...
ミステリー

ブラックナイト

「ブラック」と言う言葉はなんとも色々な意味を持つ。最近でも話題となる「ブラック企業」「ブラックバイト」もあれば、社会にしても、企業にしても、多かれ少なかれの「闇」が存在する。 その「闇」にあたる存在はどのようなものか、それは企業社会の中に発...
時代

御徒の女

武家という身分はどちらかというと高い身分であり、常に国・藩を受け持つ立場にあるのだが、そこの娘として生まれた女性はどう会ったのか、その姿を論じている。 毅然と言うか、大和撫子というか、その姿は「武家の娘」であることの矜持を持っているかのよう...
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