文芸・評論

書評

悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと

私自身猫が大好きである。自由奔放でありつつも純真無垢である姿は少し鳴き声を真似してみると振り向いたり、猫によっては近づいてきたりすることがある。それが可愛くてたまらない。 その猫が人生に打ちひしがれた人を救ったと言う話であるのだが、人生は山...
時代

三人孫市

戦国時代には様々な人物が交錯している。その多くは武将であるのだが、本書のように「衆」と呼ばれる集団もある。本書では紀伊国(現在の和歌山県と三重県南部)で「雑賀衆(さいかしゅう)」と呼ばれる集団である。その頭目にあたるのが「雑賀党鈴木氏」であ...
書評

気まぐれ食堂 神様がくれた休日

料理人としての修行を行い、ついに三ツ星レストランに働き始めた矢先、ケガのためクビになり、しかも失恋をしてしまうなど、様々なものを失ってしまった。 しかしそこから一念発起をするために自然に恵まれた小島へ旅行をすることになった。しかしその小島で...
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ミステリー

失踪者たちの画家

とある画家が行方不明となった恋人を探すために様々な所へ行き着き、数奇な運命や出来事に遭遇するというものである。ミステリーでありながらも、監獄や人形工場など奇怪な場所を転々としながら恋人を探し出すという。 しかし「ただ探すだけ」の物語とは違い...
ミステリー

ポースケ

小説はスリリングさもあれば、ふわりとした感じのある作品まで存在する。その存在する中で本書はどのような立ち位置なのかというと後者にあたる。もっともミステリーの要素はないのだが、アットホームさが溢れており、なおかつ登場人物それぞれの生き方があり...
時代

うめ婆行状記

「家族」はいつの時代も必要なものである。それは国・地域、さらには時代に至るまでほぼ共通する大切な要素である。もっとも家族がなければ子どもが生まれることは滅多にないし、育つこともままならないのである。 その家族を支えていくのは様々であるのだが...
書評

中年だって生きている

中年というとオヤジとすぐに連想してしまうのだが、実際には女性も中年と呼ばれる時代がある。もっとも10年近く前から「アラサー」や「アラフォー」「アラフィフ」といった言葉が流行し、定着してきた。 その中年の女性はよく「おばさん」と呼ばれており、...
エッセイ

4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール

本書はエッセイであるのだが、ある意味自己啓発書の雰囲気がある。もっともエッセイながら女性が活躍したり、主役になったりするためにはどうしたら良いのか、そしてそのためのルールとは何かを取り上げているため、女性にとってはバイブルとなる一冊である。...
書評

総理に告ぐ

政治家はどのような考えで、なおかつジャーナリストたちはどう伝えたのか、そして総理の考えと、ジャーナリストの考えとの違いとは何か、本書は売れないライターがある政治家の回顧録を書くために取材を行うこととなった。 しかしその取材で政治家から耳にし...
書評

ぼくらは夜にしか会わなかった

日常的な小説なのかも知れないのだが、恋愛でもなく、友情でもなく、単なる「出会い」に収斂している印象が強い。 とはいえ、短編でありながらも人の出会いの尊さがまざまざと感じさせられる一冊であり、なおかつ人との出会いがいかに人生に関わっていくのか...
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