文芸・評論

書評

たそがれてゆく子さん

人は誰しも老いて、やがて死ぬ。そんな当たり前なことなのに、なかなか受け入れない、あるいは受け入れたくない人も少なからずおり、かくいう私も時折そのような感情に陥ることがある。 人として老い、そして生きていく中での「別れ」をどのようにして...
書評

神奈川宿 雷屋

時代は幕末、場所は現在言う所の神奈川県横浜市神奈川区にある「神奈川宿」が舞台である。ちなみに神奈川宿は東海道五十三次における3番目の宿場であり、幕末の開国以降は外国人居留地がつくられたことにより、国際色のある宿場であった。 その神奈川...
書評

時を壊した彼女 7月7日は7度ある

タイムリープするようなSF本はいくつも存在する。しかし、タイムリープしながらも、起こった事件を解決すると言った一冊である。 舞台はとある高校であるのだが、その高校で起こった謎の爆発死亡事件。しかしタイムリープしながら謎を解き明かそうと...
スポンサーリンク
書評

彩無き世界のノスタルジア

本書の主人公は「交渉屋」と呼ばれる裏稼業である。裏社会の中で武器などを調達し、組織に渡すと行った事である。その交渉屋を勤めている職場にある少女が訪れる。会社からかくまうように押し付けられ、共同生活を送ることとなる。 もともと主人公は過...
書評

並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

面白い人は着眼点もまた独特である。もっとも「独特」と言える観点は、日常生活の中で生まれているという。 本書のタイトル自体は、けっこう宇宙人のような銘打ち方であり、なおかつ不思議ちゃんなのかなという印象を持たれてしまう。しかし本書の著者...
書評

日本近代文学入門-12人の文豪と名作の真実

日本文学に限らず、今日の文学作品については進化を遂げているのだが、その進化のベクトルは本当の意味で「進化」なのか、はたまた「退化」なのか、それは捉えている人々によって大きく異なる。 その日本文学の中でも特に目覚ましい活躍をした人々がど...
書評

イノセンス

本来であれば、被害者であった主人公がいつの間にか加害者として世間から手中砲火を浴び、心を閉ざしてしまった。閉ざした先に危険なことが次々と降りかかるという救いようのない展開が続くという、鬱展開がずっと続くような一冊である。 とはいえ、そ...
書評

JKハルは異世界で娼婦になった

当ブログでは書評を中心としており、どのようなジャンルでも書評を行う事を標榜しているのだが、本書に出会ったときは思わず「は?」となってしまう思いだった。ただ、本書の帯には、 「タイトルで「え?」と思った方にこそ読んでほしい小説です。」 と...
書評

まよなかの青空

本書のタイトルをイメージすると澄み切った空の中で星々が輝いているように思えてしまう。しかし本書で描かれているのは特別列車の名前であり、本書の登場人物たちには縁ある列車である。と救列車には幸福をもたらす人物がおり、それを探し出す物語である。 ...
書評

スタンドアップ!

本書の帯には これは現代版『ロッキー』だ! と書かれていた。ロッキーは恋人のために、自分のために闘う姿を描いているのだが、本書はむしろDVの夫から逃げて、自分で何かができる証明としてボクシングに出会い、闘うといったものであるため、本質的...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました