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経済学・概論

サクッとわかるビジネス教養 経済学

「経済学」は私たちの日常の中にある「経済」を紐解いていく学問である。しかしながら、その経済学における「理論」は思っている以上にとっつきにくく、得手不得手が大きく表れる学問とも言える。 もちろん理論を細かく読もうとすると取っつきにくくなるところで本書に入る。本書は「サクッとわかる」と銘打っているように、経済学を、より身近な生活のなかで、さらにはビジネスの中でどのようにして「経済学」が息づいているのか […]

大都市はどうやってできるのか

ここ最近コロナ禍により、首都圏を離脱して、地方に本社を移転するという動きが見え、なおかつ人口の流れも同じような動きを見せている。ただ年代や場所によっては転入が多く、人口も増加している所もあるため一概には言えない。 そもそも企業や人が続々と入り、一つの「都市」として栄えてきたが、それがなぜ「大都市」となって発展していったのか、本書は「都市経済学」を観点に紐解いている。 第1章「なぜ都市ができるのか」 […]

資本主義の方程式-経済停滞と格差拡大の謎を解く

資本主義は先進国のほとんどで採用されているのだが、そもそも「資本主義」といっても、時代とともにあり方が変化している。その「変化」とはいったいどのようなものか、そして資本主義経済における「格差」や「停滞」がなぜ生まれるのかなどを紐解いている。 第1章「資本主義経済の変遷」 「資本主義」そのものの定義になると、地域単位で、物々交換や地域独自の通貨を用いて交換を行うなどの概念が古代アテナイやローマの頃か […]

お金の未来

「お金」に対しての考え方はここ最近大きく変わってきている。その要因としてはビットコインや暗号資産など、見えない「お金」が出てきたこと、さらにはそれが投資として、さらには実際に使う「お金」としての共通通貨として認識され始めたことにある。 では新しい通貨や概念が生まれた「お金」にはどのような未来が待っているのか、本書は著者2人の対談をもとに、新しい「お金」の概念と、そこから生まれる未来を描いている。 […]

池上彰の行動経済学入門

これまで「行動経済学」はいくつか取り上げたことがある。もっとも経済学の中では身近なものであり、なおかつビジネスの場でも使われているからである。しかし使われているからと言って「行動経済学」とはどのような学問なのかわからない人も多くいる。 そこで本書である。本書はテレビでもおなじみのジャーナリストの池上彰氏が、行動経済学とは何か、また行動経済学の中で有名な理論について噛み砕いて取り上げている。 第1章 […]

サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学

「行動経済学」とは、 実験などで観察される人間行動を基に構想された経済学。ホモ‐エコノミクスを前提とする経済学の非現実性を克服する意図をもつ「広辞苑 第七版」より とある。経済学の中でも特に実践的かつ、ビジネスの要素でも扱われやすい分野とも言える。その一方で「経済学」であるため実践的でありながらもとっつきにくい分野とも言われている。本書はこの「行動経済学」を基礎から学び、ビジネスの場においてどのよ […]

未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

日本を始め多くの国で採用されている経済システムである。もちろん「資本主義」とひとえに言っても、細部を鑑みるといくつか存在するのだが、本書では広義の意味での「資本主義」を指しているのだが、そもそもの「資本主義」はいくつもの岐路に立たされることがあった。最近のコロナショックもあれば、一昔前のリーマン・ショックでも同じように資本主義のあり方が問われるようになる。現にリーマン・ショックの時は資本主義を批判 […]

貨幣という謎 金と日銀券とビットコイン

今となっては「仮想通貨」は投資の主流の一つとしてあげられており、投資本の中にも「仮想通貨」を取り上げられるものも出てきた。もっとも投資材料の一つとしてあげられるのだが、ビットコインなど仮想「通貨」として買い物をしたり、料金を支払ったりする事ができるツールにまでなっているものもある。そのことを考えると貨幣とはいったい何なのかと言うことを考えてしまう。仮想通貨が隆盛し始めた中で貨幣とは何かについて取り […]

金融の基礎知識100

金融と言うと、その道のプロの専売特許かとお思いがちであるが、実際にお金を貯めている方々に対して、お金をどのように蓄えていくのか考える必要がある。そのためにも記入の基礎知識を身につけ、実際に様々な金融に手を出すことも必要になってくる。タンス貯金や普通預金ばかりにため込んでいては、お金は水槽の中に入り続け、やがては窒息してしまうからである。 だから金融商品を購入するなど、様々な形の資産にして、あなたが […]

タックス・イーター――消えていく税金

先日、税における経済の思想史について取り上げた。今回は税にまつわるところで、ちょっと良からぬ話について取り上げた一冊を紹介する。本書はどのようなものなのかというと、「タックス・イーター」と呼ばれる税を食い物にするような人々の実態とその対策についてである。 第1章「タックス・イーターの起源」 日本の三大義務である「納税の義務」において日本人は国・地方などに税金を納める。その税金は国・地方行政の財源と […]