書評 新装版 隻手の声 鬼籍通覧 「隻手(せきしゅ)」は簡単に言うと「片手」である。そう考えると片手が鬼の手のように見えるのだが、本書の表紙を見るに鬼の手になっている描写は一切存在しない。また鬼と言っても「鬼籍」であり、亡くなった人の一覧のことを表している。よく亡くなること... 2022.07.08 書評青春
哲学 自考―あなたの人生を取り戻す、不可能を可能にする、日本人の最後の切り札 人間は考える葦である フランスの哲学者であり、数学者であるブレーズ・パスカルが残した言葉の一つである。パスカルはどちらかというと数学者として有名であるが、この言葉も収録している「パンセ」のように、哲学的な言葉や考察も残している。深く説明する... 2022.04.11 哲学書評
SF SIGNAL シグナル 本書は「電波」を解読するまでのことについて描かれた一冊である。学生の頃にとある星雲(と言ってもウルトラマンらの故郷ではない)から届いた電波から物語は始まる。本書の主人公は当初は中学生であったが、この星雲からの電波が出たことに興奮し、ある先輩... 2020.10.21 SF書評
日本人 霊感刑事の告白 すべてあの世が教えてくれた 本書は元刑事であり、肩書きにもある通り、日本の警察官の中でも第4位の階級にあり、警察署の署長まで経験した人物であるのだが、事件を捜査するのに「霊感」を以て行っていたという刑事らしからぬようなことを行っていたという。もっとも著者自身、霊感を感... 2018.02.17 日本人書評
書評 晴れ女の耳 元々は怪談の短編集だが、その短編一つ一つ読んでみると、今まであった怪談にまつわる童話にも似たようなタッチで描かれており、なおかつ読みやすく、しかもメッセージ性も強くのこる作品集だった。 そのメッセージの中身は単純に言えば「命」。その「命」の... 2017.01.21 書評短編集
国内 日本の自殺 日本では毎年3万人以上が自殺をしている。その多くは老後を迎えようとしている世代であるが、最近では今の社会に絶望し、自殺を遂げる若者も増えている事実がある。 その「自殺」には今も昔も社会・文化に宛てられた「メッセージ」を表している。 本書は1... 2012.09.30 国内書評
技術 ゴジラ音楽と緊急地震速報 ~あの警報チャイムに込められた福祉工学のメッセージ~ 昨年の3月11日より幾度となくTVで「チャラン・チャラン」と緊急地震速報が流れたところも多かった。 普段TVを見ない私にとっては携帯電話からサイレンのような音でやってくる緊急地震速報をその音を聞いただけで怯えてしまうほど聞いたことがある。 ... 2012.06.20 技術書評
国内 揺れるいのち―赤ちゃんポストからのメッセージ 今から3・4年前に話題となった「赤ちゃんポスト」、通称「こうのとりのゆりかご」が熊本県のとある病院にある。「赤ちゃんポスト」という名前が先行してしまい、その中で「子捨ての助長」や「命の希薄化」と言うような論調が並んだ。あれから数年、いま「こ... 2011.05.19 国内書評
スポーツ 1万回の体当たり 私はあまりラグビーを見たことがないのだが、ラグビーでもっとも有名なものといえば、ドラマ「スクールウォーズ」がある。これについては全部ではないものの観たことはある。最近では今年の花園の決勝戦、東福岡対桐蔭学園くらいである。 本書は熱きラガーマ... 2011.01.12 スポーツ書評
書評 勝つと決めた者だけが勝つ―ビジネスを成功に導く38のメッセージ 浜口直太氏といえば日本を代表するコンサルタントとして、数多くの著書を出版しており、今年の2月で50冊となった。 浜口氏のブログにおいても珠玉の言葉がたくさんあるのだが、本書もそういった言葉が38個おさめられている。 <行動> 本書においても... 2009.06.06 書評自己啓発