少女

外国人

「ナパーム弾の少女」五〇年の物語

ベトナム戦争は冷戦の象徴の一つとして挙げられており、広義では1955年から1975年までの20年間を表しているが、本書でも扱っているとおり、アメリカ軍の介入から終戦までの間が象徴的な所として「狭義」でもって取り上げられている。 また本書の表...
書評

50%のユーレイ

人生は何が起こるのか全くわからない。元気に人生を送っていた人が突発的な事故や病気で亡くなるといったこともある。 本書はとある少女が不慮の事故に遭った。その後に死神が現れ、仮の幽霊、本書のタイトルにある、実体はあれど、ほとんどの人は見えない姿...
書評

どうしてわたしはあの子じゃないの

他人との比較は、複数人のいる組織はもちろんのこと、友人や仲間の間でも起こりうる。その「比較」を行っていく中で、優越感や嫉妬、さらには後悔などの感情が入り交じることも往々にしてある。そのためか本書のタイトルにある感情が芽生えてしまうこともある...
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SF

征服少女 AXIS girls

表紙だけをパッと見ると制服を着た少女たちが地球を征服するというイメージがある(ダジャレはさておき)。 しかし本書はSFの世界で、とある悪魔が地球を侵攻し、征服した。しかし数万年の時を経て、征服された人々とが地球を取り戻す、いわゆる「再征服」...
書評

日映りの時

本書は「無戸籍」の子どもの姿を取り上げている。無戸籍に「無戸籍の日本人」「日本の無戸籍者」などの本を取り上げたのだが、ようやくドキュメントやニュースなどで取り上げられ、日本でもやっと国会で取り上げ始めたところである。 無戸籍であることの原因...
書評

戻ってきた娘

本来であれば考えられないエピソードかも知れない。しかし国や時代によってはそれがごく「当たり前」にあった時代なのかも知れない。ある意味「身売り」のようなエピソードであったのだが、「家族」とは何かをこれほどまで考えさせられるような事がなかったと...
書評

彩無き世界のノスタルジア

本書の主人公は「交渉屋」と呼ばれる裏稼業である。裏社会の中で武器などを調達し、組織に渡すと行った事である。その交渉屋を勤めている職場にある少女が訪れる。会社からかくまうように押し付けられ、共同生活を送ることとなる。 もともと主人公は過去を全...
ミステリー

終末少女~AXIA girls~

本書の表紙には登場する少女たちが映し出されている。一見美しいように見えるのだが、本書の物語は、かつてあった「バトル・ロワイアル」や「王様ゲーム」のような殺し合いや嘘・裏切りの戦いを描いてる。 そう考えるとグロテスクのようにも見えるのだが、そ...
国内

汐凪を捜して―原発の町大熊の3・11

今日で東日本大震災発生から9年を迎える。思えば当時は仕事をしていたのだが、一瞬にして、日常が崩れ去ったことを思い出す。地震発生から繰り返すこと、余震が何度も発生し、一瞬地球の終わりとも思ってしまったほどである。しかしそれ以上に東北をはじめと...
ミステリー

ウェンディのあやまち

3人の女たちの物語が同時進行で進んでいき、ある事件をきっかけに3つの同時進行の線が1本に交わると言う物語である。その3人の境遇は全くと言ってもいいほど異なっており、その異なっているなかには、とある「関係」が築かれているという。 その事件の真...
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