医学 医者は患者の何をみているか―プロ診断医の思考 私自身、病院に行くことはあまりない。そのため医者の診断はどのようにやっていくのかはハッキリとわからない。しかし病気になった方々が医者にかかることはあるのだが、医者の立場からして、どのような診断を行っていくのかは少し興味深い。 さて、医者はど... 2021.08.07 医学書評
国内政治 平成・令和 学生たちの社会運動 SEALDs、民青、過激派、独自グループ 「学生運動」は過去の産物のように見えるのだが、実は現在も存在しており、有名どころで言えば、特定秘密保護法の2015年の平和安全法制に伴う、2015年安保運動に関して新しく出てきた団体「SEALDs(シールズ、自由と民主主義のための学生緊急行... 2021.08.01 国内政治書評
教育 保育園に通えない子どもたち 保育園の「待機児童」について取り上げるメディアは少し前まであったのだが、ここ最近では新型コロナウイルスや東京オリンピックのことが中心となることが多く、あまり取り上げられない実情がある。 もっとも保育園に通えないのであれば幼稚園に通えばいいじ... 2021.07.28 教育書評
書評 倒産法入門―再生への扉 新型コロナウイルスの感染拡大により倒産が相次いでいる、と言うニュースが流れるのだが、実際の統計では2020年度(2020年4月~2021年3月)では7809件で2000年以降では「最少」だった(「帝国データバンク」より)。コロナ関連の倒産も... 2021.07.26 書評法律
国内経済 甦えれ 資本経済の力 資本主義経済は死んでいるかというと、実際にはどうなのかはわからない。ただ、少なくとも、新型コロナウイルスの感染拡大をはじめとした経済環境の変化が多く起こっていることは間違いない。そのような環境の中で、資本経済の復活の道はあるのか、そしてその... 2021.07.24 国内経済書評
日本史 古典籍の世界を旅する―お宝発掘の目利きの力 本書は「古典籍」と呼ばれるものを紹介する一冊である。古典籍とは、 日本の古典籍は,慶應4年(1868年)以前に日本で出版・書写された書籍で,内容・形態がともに優れ価値が高い書物のこと「コトバンク」より抜粋 とある。つまりは江戸時代以前に残っ... 2021.07.09 日本史書評
日本史 古代日本の官僚―天皇に仕えた怠惰な面々 「官僚」と言うとかつては槍玉に挙げられる代表格としてあったが、現在は日本の根幹を支える部分、もといブラック企業の代表格というイメージもある。 「官僚」というと明治時代に今のような「議会」などの政府が作られたときから生まれたのかと思いきや、実... 2021.07.08 日本史書評
宗教 東アジア仏教史 仏教は東アジアにおいて生まれ、育っていったものである。もっとも仏教の歴史は2500年以上も前に釈迦(ゴータマ・シッダールタ)がインド北部で悟りを開き、開祖したことから始まる。釈迦が仏教を開き、インドや東アジアを通して伝播し、確立されていった... 2021.07.05 宗教書評
国際 現代民主主義-指導者論から熟議、ポピュリズムまで 現在は多くの国家で「民主主義」を採用している。民主主義以外で言うと、社会主義や共産主義、あるいは独裁主義など多岐にわたるが、大多数は議会などをつくって「議会制民主主義」とする国である。 そもそも「民主主義」の歴史を紐解いてみると、古代ギリシ... 2021.07.03 国際書評
哲学 ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる 著者は批評家であり、社会的なこと、さらにはサブカルチャーにまつわることについて批評を行う立場であるのだが、本書はそれとは大きく異なり、今から11年前に設立した「株式会社ゲンロン」の設立から現在に至るまでの始まりと苦闘、そして成長を自ら綴った... 2021.06.25 哲学書評