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言葉

日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか

「別れ言葉」というのがある。その「別れ言葉」のは「また会いましょう」や「お元気で」の他に、日本語には「さようなら」が存在する。「さようなら」の語源は「さらば(去らば)」という接続詞からきている。本書はその「さようなら」の成り立ちの歴史について探求した一冊である。 第1章「「さらば」「さようなら」という言葉の歴史」 元々「さらば」という言葉は「接続詞」だったことは最初にも記した。その「さらば(然らば […]

台湾に生きている「日本」

今年の3月にWBC(World Baseball Classic)が開催され、野球大国の一つであるドミニカが初優勝を決めた。日本は前回・前々回と優勝したが、今回は準決勝でプエルトリコに敗れ、優勝を逃した。ただ、私的には今回ほど「WBCは面白い」という印象はなかった。というのは前回・前々回と同じような国との対戦ばかりで優勝していたためであり、今回はヨーロッパや台湾、そして中央カリブ諸国との戦いと一度 […]

〈恥ずかしさ〉のゆくえ

日本には「恥じらい」の文化がある。その一方で開けっぴろげな絵や作品も少なくなく、「恥じらい」を持っていたり、持っていなかったりと曖昧である。その「曖昧さ」が日本語にもあるように、日本文化を象徴であるとともに、曖昧であることへの魅力も存在する。 本書はその中でも「恥じらい」「恥ずかしさ」がいかにしてできたのか、そしてその「恥」はいったいどこに向かっているのかに対して考察を行っている。 第一章「< […]

日本語学のまなざし

「日本語」は歴史とともに変化をしている。しかしその「変化」のあり方そのものが「日本語の乱れ」として蔑視あるいは、批判の的となってしまう。 その日本語の変遷、そして日本語の原理について考察を行うのが「日本語学」であるが、私たちの生活の中ではあまり知られていない。 その「日本語学」は日本語を司る私たちにとって、日本語の進化・乱れを憂うなかで大いなるヒントが隠れているといっても過言ではない。 本書は「日 […]

日本語へんてこてん―古典でわかる!日本語のモンダイ

「今の日本語は乱れている」 これは今に始まったことではない。戦前の時にも同様の議論はされてきている。 しかし著者はそのような議論の中で決定的にかけているものがあるという。それは「古典の側からの考察」がないのだという。確かに古典で出てくる言葉と今の流行語とを見比べてどのようなものが見えるのだろうか。本書ではその日本語の進化と原点とを見比べながら、日本語の難しさと面白さを見出している。 第1章「人気語 […]

人は語感で「いい・悪い」を決める

手塚悠基 様より献本御礼。 「語感」というのはいったい何なのだろうか。調べてみると、 「1.言葉のもつ微妙な感じ。言葉から受ける主観的な印象。 2.言葉に対する感覚。」(「コトバンク」より) とある。その語感一つ一つが感情的に「良い」「悪い」印象を与えるという。ではどのような言葉・音韻・名前などの「語感」の印象の違いについて紹介するとともに、他人からの印象を良くするためにはどのような「語感力」を身 […]

賢者の言葉

ビックピクチャーズ 飯島様より献本御礼。 「言葉」の力は偉大である。明快な論理も理解まで持って行くことができるものの、一瞬で考えが変わるまでには至ることは少ない。しかしたった一つの名言や格言は、理屈は必要なくても理解することもあれば、その人の人生観などが一瞬で変わることができる。まさに「言葉」の威力を存分に引き出した珠玉のものである。 本書は時代の最先端を行く方々、それも人間としての「幸福」を増大 […]

たった一度の人生を記録しなさい~自分を整理・再発見するライフログ入門

ダイヤモンド社 市川様より献本御礼。 「もし人生が二回あればお母さんの言う通りに高校へ行くけど、 一回しかないんだから自分の自由にさせてください。」 これはプロレスラーを経て総合格闘家として活躍し、現在は全日本プロレスで活躍している船木誠勝が中学卒業後、新日本プロレスに入団しようとしたときに放った言葉である。 少し話がずれてしまったが、本書は「人生の記録」の方法の一つとして「ライフログ」を紹介して […]

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「名言」という言葉は誰が作ったのだろうか。 「名言」は「格言」と同じ意味で、 「人間の生き方、真理、戒め、武術、相場、商売などの真髄について、簡潔な、言いやすく覚えやすい形にまとめた言葉や短い文章。」(wikipediaより) とある。私は名言を集めることが好きで、毎年使う手帳の上部には必ず心に残る名言を書き写している。それを続けてもう3年くらいになるのだが、毎回違う名言に出会うことを今でも楽しみ […]

松岡修造の人生を強く生きる83の言葉

(株)オトバンク 上田様より献本御礼。 テニスを知らない人でも松岡修造の名前を知らない人は少ないだろう。テニスに限らず、様々な番組で熱い言葉を放つ、もしくは熱い仕草・行動とあまりにも有名である。「熱い」だけではなく、一言一言に魂が込められている印象がある。本書は松岡氏の珠玉の言葉を83個紹介している。 第1章「自分を応援してきた言葉」 松岡修造のキャリアの中で最も燦然と輝いているのは1995年のウ […]