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共生

犬にウケる飼い方

私自身、自宅自体はペット禁止のため犬や猫などを飼うことができないのだが、親戚の家に行くと犬を飼っているところもあり、そこで犬とじゃれ合うこともしばしばある。 それはさておき、散歩をしていると犬と散歩を行っている方もちらほら見かける。コロナ禍に伴って愛玩動物(猫など)を飼う方も堅調である一方で、飼育放棄をする悲しい実態も浮き彫りになっている。そこで本書である。犬の飼う方の中には、ある程度しつけなどを […]

地方の論理

少し前までは「首都圏一極集中」が長らく進んでいたのだが、新型コロナウイルスの感染拡大の要因もあってか、一極集中が崩れているような印象がある。人材派遣業の大手であるパソナは東京から淡路島へ本社の主要機能を移動すると言った報道もなされ、芸能プロダクションのアミューズも本社を東京から山梨県の富士河口湖町に移転する発表もあった。 本社機能を地方に移転するといった動きもあれば、就職・転職を機に首都圏から地方 […]

障害者から「共民社会」のイマジン

障害者に対する偏見は、年々なくなってはきているものの、未だに存在している現実がある。またその差別的な意識からか、2016年に起こった「相模原障害者施設殺傷事件」をはじめとした痛ましい事件も、今もなお起こっている現実もある。 本書の著者はかつて先述の事件について問題提起を行った一冊を取り上げたのだが、本書は「共民社会」といった障害者と健常者双方が共生する社会になっていくためにはどうしたよいかを提起し […]

発達障害を生きる

ここ最近「発達障害」に関する本を取り上げることが度々ある。治療する方、専門家、実際に発症しながらも前向きに生きている方々など様々である。発達障害自体が学習・言動・行動などにおける疾患と広い意味を持っている。発達障害の認知は徐々に広まっており、なおかつ支援する法律(発達障害者支援法など)が施行されるまでになった。 本書は2017年5月21日に放送された「NHKスペシャル「発達障害 解明される未知の世 […]

認知症フレンドリー社会

認知症はかつて「ぼけ」や「痴呆」といった言葉が使われたのだが、それが差別用語にもなり、現在ではその名に落ち着いている。WHOの2012年統計では全世界で3560万人いるほどで、日本では2018年現在では500万人を超えているという。 しかもその認知症の根治法はまだ見つかっておらず、患者やその周囲の人びとともずっと付き合っていく必要のある病気の一つとしても挙げられる。現時点でも研究は行われているのだ […]

歩く、見る、聞く 人びとの自然再生

自然は変化する。それは様々な気象変化による自然手的なもの、そして人間が開発のために行った人為的なものとある。もっとも人為的なものにしても自然と共生するものと、対立するものとで分別される。 自然の変化もあるのだが、中にはそれを「自然破壊」と主張するのだが、もっとも人と自然との関係と自然再生とはどのような関係であるべきなのか、そのことについて取り上げている。 第1章「自然とは何だろうか?―人間との相互 […]

鳥獣害――動物たちと、どう向きあうか

最近に限った話ではないのだが、生活の中で鳥獣害を被ると言ったことが少なからずある。有名どころでは農産物を食い荒らしたり、人を襲ったり、電車遅延を発生したりするなどが起こっている。鳥獣害となると人間と動物との共生はどうなっているのか疑問に思ってしまう。鳥獣害を避け、真の共生をするための対策はどのように行ったら良いのか、本書ではそのことを取り上げている。 第1章「「田園回」のなかの鳥獣たち―害獣化する […]

里海資本論―日本社会は「共生の原理」で動く

KADOKAWA 岸山様より献本御礼。 今から2年前となる2013年、「デフレの正体」でベストセラーとなった地域エコノミスト・藻谷浩介氏が「里山資本主義」なる本を出版した。ちなみにその本は藻谷氏だけではなく、NHKの取材班も同様に取材をしながら筆を執ったという。それから2年後となる今年、「里山資本主義」の筆を執った取材班は、新たな可能性をもって、今度は「里海」に目を付け、取材を行ったという。その「 […]

イスラームへの誤解を超えて―世界の平和と融和のために

IS(いわゆる「イスラム国」とも呼ばれている)、およびイスラム過激派団体による事件が今でも後を絶たない。特に先日は日本人男性2人が拘束・殺害されるという痛ましい事件が起こった。この事件を含めたイスラム国の話題のなかで、イスラム教について、過激なことをすることを是としているというようなことを聞くのだが、コーランの解釈により他宗教とは排他的ではない、あるいは殺生を禁じていると言う解釈もあれば、文字通り […]

日本人が知っておきたい森林の新常識

環境問題の中でも森林は重要な役割を担っている。もっとも二酸化炭素を吸収するものとしている。森林の大切さの理由の一つとして挙げられるが、本書は森林にまつわる常識のウソを突きつつ、人と自然との「共生」を図っていくための森林の役割を伝えている。 第一部「「森林の常識」にはウソがいっぱい」 いきなり衝撃的な章である。地球温暖化の切り札としてある森林だが、二酸化炭素の吸収や天変地異の役割としての「森林」があ […]