TAG

書店

これからの本屋

私自身はほぼ毎日のように本屋へ行く。多くは大型本屋であるのだが、時折、小さな本屋を見て回ることがある。元々本屋はチェーン店化、大型店化といった風潮にあるのだが、本屋と言うと売れている本ばかり置いているわけでなく、本屋それぞれのチョイスの元に陳列するような本屋もある。しかしながら本屋の全体数は減少傾向にあるという話を聞くのだが、これからの本屋はどうあるべきなのか、その本屋の仕事に携わる方々と共に紹介 […]

出版大崩壊

出版の世界は日々刻々と変化を遂げている。その変化の中には「電子書籍」があるのだが、その電子書籍は思っている以上に伸びはないものの、浸透していることに変わりはない。その電子書籍が話題となったのは今から7年前、ちょうどiPadが出てこようとしたころであり、様々なメディアが電子書籍に注目を集め始めたときである。その時には新しいマーケットを求めて続々と電子書籍の世界に進出する人々がいた。著者もその一人であ […]

まちの本屋―知を編み、血を継ぎ、地を耕す

私はこういった書評ブログをやっている人間なので、本好きであることは間違いない。もちろん小さいころから、まちの本屋に行くことが好きで、毎日のように本屋通いしたことがある変態である(現在も毎日のように本屋に通う変態だが)。しかし最近では大型書店が続々と出てきたことにより、地域に根付いた「まちの本屋」がドンドンと潰れている現状にある。しかし「まちの本屋」の中には独自の変化や考え方で生き残り、大型書店とい […]

12人の優しい「書店人」

「出版不況」や「書店不況」と呼ばれて久しいが、実際にほぼ毎日の様に書店に行っている私から見てみると、小さな書店でも独自の方法で生き残っている所もあれば、打つ手がなくなってしまい、潰れてしまったところもあると言うのが現状としてある。本全体の売上高が右肩下がりと言われているその一方で、新刊は1日200冊以上にも及び、さらに著者・作家になりたい方々も後を絶たない。 そんな中で書店はどうあるべきか、本書は […]

「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣

「福」と「憑かれる」と言う言葉は相反しているように見える。「福」と言えば、「幸福」とか「福の神」と言ったようにポジティブな印象はあるのだが、「憑かれる」は地縛霊や貧乏神に取り憑かれるというように、どちらかと言えばネガティブな印象を与えてしまう。 でも「福の神に憑かれる」と言うのであれば、私とてまんざらでもない。 個人的なことはさておき、本書は街中の小さな本屋が倒産危機に遭い、福の神との出会い、そし […]

もう読みたい本がない!

自分自身の趣味として読書があり、そこから2007年に書評を始め、2009年に書評家となった。 書評を始めてからおおよそ2,000冊の本の取り上げてきたのだが、読んだ本はその4倍、つまり8,000冊以上にも及ぶ本を読んだ。多いように見えるのだが、それより多く読んでいる人もまだまだいるため、自分自身では「まだ足りない」という認識である。 私事はここまでにしておいて、私は毎日本を仕入れるために本屋に立ち […]

理想の書店―高く掲げよう「お客さま第一」の旗

私は毎日のように書店に足を運ぶ。書評家の性なのか、それとも本好きの性なのか、それは定かではないのだが、気がつけば書店にふらっと足を運び、その中で色々な本や雑誌と出会う。あたかも「偶然の出会い」を演じているかのように。 店員でもないのに毎日のように本と出会うのは、自分自身ある種の「変態」とも言える。 それはさておき、出版不況と呼ばれるような時代である。その時代の中で小さな書店の倒産が後を絶たず、丸善 […]

本屋さんで本当にあった心温まる物語

私は子供の頃から本が好きだった。小さい頃から何度も書店に通うことが多かった。 その時私がよく通っていた書店は旭川市の三条買物公園通り沿いにある「富貴堂書店本店」と、今は複合商業施設となった「マルカツ」の「富貴堂MEGA」だった。小学校の時にはマンガや雑誌を買いに、中学・高校と参考書を買いに通うことが多かったのだが、それとともに色々な本に出逢い、買ったことも今も覚えている。自分自身心温まるようなエピ […]

新宿で85年、本を売るということ

新宿駅東口から少し歩いたところに「紀伊国屋書店」の新宿本店がある。そこには本屋だけではなく「紀伊国屋ホール」といった演劇人の登竜門も存在する。 その紀伊国屋書店新宿本店は昨年、創業85周年を迎えた。その85年前、昭和が始まったときにある炭屋の息子によってはじめた。その炭屋の息子こそ「田辺茂一」である。本書は紀伊国屋書店新宿本店の歴史を本屋の歴史、紀伊国屋書店のチェーンそのものの歴史も含めて綴ってい […]

復興の書店

震災は人も物も夢も希望も生きる力もすべてを飲み込んだ。 本もまた例外ではなく、地震・津波により多くの本屋が失われてしまった。それから店をたたむところもあれば、プレハブやテントで仮店舗として再会するところもあった。震災から時は過ぎ、復興の足跡が響いてくる中、本来ある「書店」も復興し始めた。 本書は被災地の書店の復興までのプロセスを描いている。 一章「本は「生活必需品」だった」 なにもかも飲み込んだ震 […]