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経済

サクッとわかるビジネス教養 経済学

「経済学」は私たちの日常の中にある「経済」を紐解いていく学問である。しかしながら、その経済学における「理論」は思っている以上にとっつきにくく、得手不得手が大きく表れる学問とも言える。 もちろん理論を細かく読もうとすると取っつきにくくなるところで本書に入る。本書は「サクッとわかる」と銘打っているように、経済学を、より身近な生活のなかで、さらにはビジネスの中でどのようにして「経済学」が息づいているのか […]

悪漢(ワル)の流儀

戦後最大の経済事件として扱われている「イトマン事件」。その首謀者の一人が本書で紹介する許永中である。許永中はフィクサーとして裏から世界を支えていった。表舞台に立つことは少なく、イトマン事件で初めて出てくることになったとも言える。 現在は経済事件における服役を終え、韓国・ソウルに在住している。かつては日本で活躍したことから在日韓国人の代表格としても扱われることがあった。その許が自ら人生と、様々な交友 […]

甦えれ 資本経済の力

資本主義経済は死んでいるかというと、実際にはどうなのかはわからない。ただ、少なくとも、新型コロナウイルスの感染拡大をはじめとした経済環境の変化が多く起こっていることは間違いない。そのような環境の中で、資本経済の復活の道はあるのか、そしてそのためにはどうしたら良いか、そのことを提言しているのが本書である。 1.「<資本>とは何か」 そもそも「資本主義」の「資本」は何かというと、 ① 事業のもとでとな […]

平成金融史-バブル崩壊からアベノミクスまで

平成の時代は金融関係に大きな変化をもたらしたとされている。しかしその「変化」は経済そのものの変化に直結しているところがあり、その直結が「破綻」といった言葉が出てきた時期もあった。 その約30年にも及ぶ平成における金融の歴史について、出来事とともに取り上げている野が本書である。 第1章「危機のとばくち―バブル崩壊と大いなる先送り」 昭和末期に入ってから「バブル経済」と呼ばれるほど、危機は上向いていた […]

家計簿と統計―数字から見える日本の消費生活

日本における実体経済を測定するものはいくつかあり、特にメディアとしてよく見られるのが「消費者物価指数(CPI)」である。これは、 消費者物価指数は、全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するものです。 すなわち家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したもの「総務省統計局」のHPより抜粋 […]

平成論―「生きづらさ」の30年を考える

1989年1月8日から2019年4月30日までの約30年の間、「平成」と呼ばれる時代である。30年の間では特に経済や災害において「激動」の時代と呼ばれた。バブル崩壊から低成長時代に入り、回復しようとした矢先にリーマン・ショック、そしてアベノミクスによる回復といったこともあれば、阪神・淡路大震災や東日本大震災の自身による震災、雲仙普賢岳や御嶽山の噴火、次々と襲撃した台風などもあった。さらには多くの事 […]

格差は子ども社会において現れる! ああ格差社会

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 「格差」と言う言葉は10数年前から使われている。「失われた10年」と呼ばれる長い不況の時が過ぎ、好景気にさしかかった時に初めて使われ、金持ちと貧乏といった経済的な要素で使われることが多くあった。しかし時代が進むにつれて、「希望」や「子ども」など様々な面で使われるようになり、「格差」自体がどこを指しているのかもわからなくなってしまうほどである。 本書はあくま […]

コロナバブルの衝撃!

今となっては「コロナショック」と言われて久しく、株価としては若干落ちているだけにとどめているものの、コロナにおける解雇も3万人を超えるほどにまでなり、実体経済には深刻な影響を受けている。その規模はリーマンショックを超えるほどという指摘もあり、不況どころか「恐慌」と言う言葉にもなる可能性さえもある。 その風潮に水を差す一冊が本書である。いわゆる「ピンチはチャンス」と言う言葉を表現しているかのようであ […]

未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

日本を始め多くの国で採用されている経済システムである。もちろん「資本主義」とひとえに言っても、細部を鑑みるといくつか存在するのだが、本書では広義の意味での「資本主義」を指しているのだが、そもそもの「資本主義」はいくつもの岐路に立たされることがあった。最近のコロナショックもあれば、一昔前のリーマン・ショックでも同じように資本主義のあり方が問われるようになる。現にリーマン・ショックの時は資本主義を批判 […]

AIとBIはいかに人間を変えるのか

AIは既に私たちの生活の中に浸透していると言っても過言ではない。またAIについては日々刻々と技術革新が進んでおり、より便利になるものとも言われている。 本書の話に変わるのだが、この組み合わせはまさに「異色」というほかない。そもそも「AI」は技術やシステムの概念、一方の「BI(ベーシック・インカム)」は所得保障の一種である。関わりのない2つの要素はこれからの社会の中で重要な要素になると著者は指摘して […]