めちゃめちゃ運がよくなる人づきあいの技術

著者の横山様より献本御礼。
「人づきあい」は会社人であろうともフリーランスであろうとも、仕事・プライベート関わらず行われるものである。その「人づきあい」を行う人、付き合い方によっては人生が好転することもあるし、逆に悪化することもある。なので「人づきあい」はやり方によって大きく変わってくる。本書は人づきあいのみならず、アクションや「考え方」など著者が体験していった仲で見た「法則」を提示している。

第1章「稲穂の法則」
まずは「基礎の基礎」と言うべき所である。自分自身の運をよくする、人づきあいを良くするための心構えとしての大前提として「謙虚」「リクエスト」「行動」の在り方を取り上げている。

第2章「人づきあいの法則」
さて、本書のタイトルとなっている「人づきあいの法則」であるが、「味方」にすることや「チェンジ」「巻かれる」「応援」「変化」「傾聴」などと言った様々な法則があるのだという。人づきあいは相手の性格を理解し、もしくは共感することが前提になるし、それをもとに自分自身が変わることが大切になってくる。その自ら変わるにはどうしたら良いのかが肝心になってくる。

第3章「言葉の法則」
運がよくなる・悪くなるは「言葉」一つで大きく変わると言っても過言ではない。ポジティブな言葉を使うと気持ちも運もよくなるし、逆にネガティブな言葉を使うと気分が悪くなるし、運も悪くなる。他にも悪口などの事についても本章にて取り上げている。

第4章「考え方の法則」
考え方によって行動も、言葉も変わってくるため、考え方についても良くしていくことで運を引き寄せることができる。「無欲」であったり、陽気であったり、許しであったり、考え方をプラスにしていく、と言うよりも重々しく考えず、受け入れることによって自分の器も運を取り入れる器も大きくなる。

第5章「アクションの法則」
運をたぐり寄せるために、最も大きな効果をもたらすのが「行動(アクション)」である。行動の仕方によって、リスクを受け入れたり、結果を気にしなかったり、上手く行かなくても軌道修正できたりする事ができる。

第6章「スピリチュアルの法則」
最後は今まで著者の本を色々見てきた仲で最も「著者らしからぬ」章と言える。元々は付き合い方であったり、やる気であったり、社会人としての行動の仕方といったビジネスとして実践的な所を取り上げてきたのだが、本章は「スピリチュアル」という抽象的な概念をもとにした章の様に思えてならない。しかし中身を見てみると「直観」や「心地よさ」「瞑想」などが取り上げているがよくよく見てみると自己啓発でもそういった言葉が出てくる。結局の所ビジネスは人と人とのやりとりで行われる。そう考えていくと、自分自身の心や感情をどのようにコントロールしながら相手の印象を良くするのかと考えて行くにあたり、スピリチュアルも外せない要素と言える。

先ほども書いたがビジネスは「人と人」のやりとりである。そのやりとりを上手くしていき、「人づきあい」を良くしていく、そのことによって仕事、ひいては人生を好転していく事ができる。そのことが「運がよくなる」一つの要素である事から「人づきあい」は馬鹿にすることはできない、必要なものである。