お師匠さま、整いました!


本書にて取り上げる寺子屋の「師匠」はなんと女性である。その女性はある意味「肝っ玉」が据わっており、様々なことがわからなくても「まるっとまかせなさい!」という感じで応えていく。

その様な寺子屋にある「女性」が入塾してきた。本来であれば女の子や男の子が入塾すべき寺子屋なのだが、算術などを学び直したいという理由から入塾してきた。様々な戸惑いもありながらもその女性はひたむきに努力を重ねていく。

そのことが現代の学校である「いじめ」や「やっかみ」などが起こるのだが、その中でも女性と師匠、そして子供たちはどのような関係になっていくのか、そしてその「師匠」を支える人物たちも巻き込み、寺子屋が栄えていく姿を垣間見た一冊である。

時代小説でありながら、武士というよりも庶民の立場が取り上げられ、なおかつ子供や大人といった人々が入り交じりながら成長していく姿は何とも言えない感動があった。

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