「奇跡の自然」の守りかた―三浦半島・小網代の谷から

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私自身も神奈川県に住んでいるのだが、その中にはマグロや牛肉の名産地である三浦半島がある。その半島は自然豊かであるのだが、その中でも「小網代(こあじろ)」と呼ばれる場所は自然の中でも「奇跡」と呼ばれる「谷」があるという。その発見と観光名所、そして自然保護の場所として扱われるまでのあらましを取り上げているのが本書である。

第1章「奇跡の流域「小網代」を発見! 1983~87」
様々な自然を追って、津々浦々を渡り歩いたのだが、その中で発見したのが「小網代」であるという。その小網代は川・湿原・沼・干潟など様々な自然の産物がよりどりみどりで存在する唯一の場所であり、なおかつ様々な「自然」が結集した所でもあるという。もちろんそこに棲む生き物もまた小網代でしか存在しないようなものばかりである。

第2章「オンリーワンの「奇跡の谷」を守りたい 1988~91」
しかしその小網代もゴルフ場の開発などの動きもあったのだが、それに対し反対を続ける一方で、自然保護の「開発」を行うことを行政に働きかけると言ったことを行った。もちろんデモではなく、様々な運動は味方を増やしていくことによって小網代を保護、あるいは自然を発展させていくようになっていった。

第3章「小網代をサンクチュアリに 1992~2011」
自然保護を行うための開発としてモデルとなった者としてイギリスの「ナショナルトラスト」である。それを神奈川版として「かながわトラスト」として自然保護と観光活性の両輪を行うようになっていた。また小網代を保護をするだけではなく「保全」と言う名の開発を行いながら、小網代の自然を校正まで残していくことも行っていった。

第4章「開園に向けて 2012~14」
台風や東日本大震災など、自然災害によるピンチもあった一方で、自然保護と両輪で行っていたことが一つある。「小網代の森」として一般にも開放し、小網代の自然を体験していくための「植物園」ならぬ「自然園」の開園である。その開園でもって小網代独特の自然を多くの人々に体験するために様々な開発を行い、2014年に開園した。

第5章「小網代の谷の未来」
小網代の森は今もなお観光客など含めて訪れることがあるのだが、そもそも保全とは何か、そしてどのようにして自然を守っていく、存続を続けていくのか今もなお模索している。

私の住まいからは電車などを乗り継ぎ1時間ほどかかるのだが、それ程遠くないところである小網代の森は「オンリーワン」と呼べるほどの自然を有している。もちろんそういった自然が好きな私にとっても行ってみたい場所である。

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