「粉もん」庶民の食文化

粉ものの料理といえば、私の思いつくままに言うと、たこ焼き、お好み焼き、うどん、そば、パスタなどなど思いつく。粉ものという料理は非常に奥深い。本書はこの「粉もの」にまつわる日本のルーツを探るというもの。

タイトルだけ見ても非常に斬新感があった。しかも著者の卒業論文もその粉ものに関しての論文であったとのこと。読んでいくうちにいかに日本の食文化に粉ものが重要なものであったのかがよくわかると同時に、個人的にではあるがおいしい粉ものの料理が食べたくなってしまった。