インタビューの教科書

私は仕事柄インタビューをする機会はあまりない。とはいえ、本職のSEでも顧客から要件やその詳細に至るまで訪ねる事があるため、インタビューと通底する所はある。本書はインタビュアーを目指す人、もしくは取材する機会が多い人で、まだ駆け出しの人たちに読まれるような一冊であるが、営業をする人、あるいは顧客との折衝の時に使えるエッセンスが多い。

インタビュー前の企画やアプローチ、本番前の情報収集などがある。その中でも注目したのは「情報収集」。その量と質によって質問の深さも変わってくる。
また話の流れをコントロールするのもインタビュアーの役目である。おそらく質問と同じくらい重要な位置にいるとも考えられる。

インタビューの基礎、そして神髄だけではなく、会話の流れを掴みながら相手のことをうまく聞き出せるか、と言う観点からも学ぶべき所の多い一冊である。

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