聖書に学ぶビジネスの極意100

世界で一番読まれている本はいったい何なのだろうか?

それはキリスト教の聖典である「聖書」である。その聖書にはユダヤ教の聖典でもある「旧約聖書」と、キリスト教から生まれた「新約聖書」の2種類存在しており、人間としての生き方、考え方、死に至るまでのことを記している。

しかしそれと同時に最高のビジネス書として、聖書の解釈からビジネスにどう使っていくのかを解説している本も少なくない。

本書は元銀行員で、銀行や社会を舞台にした小説を発表している作家江上剛氏が普段愛読している聖書からビジネスに対してどのような効果があるのかを検証している。

<ビジネスと目標>
ビジネスをする際に目標を立てることが必要である。しかし、ここでは目標の立て方を言っているのでは無く、予め立てられた目標をいかにして邁進し、行動をして行けば良いのかを聖書にある話から抜粋している。

<ビジネスと実践>
行動はすなわち「実践」として取り上げている。「行動する」や「実践する」という言葉だけでは簡単すぎるかもしれないが、「実践」の中には話す、求める、捨てると言った事が含まれる。

<ビジネスと苦難>
ビジネスをして行くにつれて様々な苦難が待ち受けている。その苦難を以下に越えられるか、避けるか、そして悩むのかを取り上げている。

実際に本書で取り上げている区切りはあくまで目次に表示されている区切りを採用したものであり、中身はこれと行った章立てはない。キリストの言葉を100個取り上げ、その1つ1つをビジネスに絡めて著者が解説している、という一冊である。