職場の理不尽に怒らず おだやかに働く技術

著者の横山様より献本御礼。
職場には様々な人物がいる。その中には「理不尽」に怒りを振りかざし、場の空気を乱すような人も少なくない。もちろんそういった理不尽な「怒り」は誰にでも存在する。その存在する怒りをどのようにコントロールすべきか、本書はその習慣と技術、トレーニングを伝授している。さらに本書には「怒りチェックシート」が付録されており、一つ一つチェックしながら、本書でもって部分的に実践することができるようにつくられている。

第1章「腹が立ったら、最初にやる10の習慣」
誰にでも「腹が立つ」ようなことは往々にしてある。その往々にしてあるような状況になった時に最初にやることについて「正体を知る」「期待」「当たり前」「エネルギー」などをもとに最初にやる習慣を伝授している。

第2章「怒りをコントロールする10の技術」
「腹が立つ」と同じく「怒り」がこみ上げることはいつどこで起こるかわからない。もちろんそこには要因がある一方で、全くと言ってもいいほど要因のない「怒り」も中には存在する。その怒りをコントロールして理性的になっていくにはどうしたら良いか、深呼吸やメリットをあぶりだす、受け流すといったことなど10の技術でもって取り上げている。

第3章「職場でイライラしない8つの技術」
職場で理不尽な人・ことでイライラすることはあるかというと、もちろんそういったことは誰にでも存在するのではないかと思う。しかしその怒りをどのようにしてコントロールするかによって理不尽な人・ものをコントロールすることができるようになる。その方法を8つ取り上げている。

第4章「怒りを仕事に活かす7つの技術」
しかしながら「怒り」は仕事や成功の原動力にもなる。その一例としてアメリカ・カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二教授が2014年にノーベル物理学賞を受賞したのだが、その原動力は某メーカーに対する仕打ちへの怒りがあったという。
怒りはネガティブなものかもしれないが、それを仕事や成功への力としていくためにはどうしたら良いのかの方法を7つ取り上げている。

第5章「どうしても我慢できない怒りを静める7つのトレーニング」
どうしても我慢できない「怒り」があるのだという。その「怒り」をどのようにして静めていくか、それには7つのトレーニングがどうしても必要になってくる。その必要になるトレーニング法を取り上げている。

職場における理不尽とその「怒り」はコントロールをしたり、逆に活用したりすることで人生や仕事も大きく変わることができる。その大きく変わる要素が本書に詰まっている。