モヤモヤが一気に解決! 親が知っておきたい教育の疑問31

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
子どもを肉体的にも精神的にも育て、自立するための機関として家族もあるのだが、他にも学校の場がある。しかしながら学校は近年信頼が揺らいでいる。理由はいくつもあるのだが、いじめや社会と学校との乖離などが挙げられる。とはいえ学校でできないような体験もあれば、それでしか築くことができない人間関係もある。学校の役割とは何か、そして学校は何を成すのか、それを取り上げている。

第1章「学校って信頼していいの?」
そもそも社会的な変化に伴い学校に対応しきれず、なおかつ環境そのものの変化により、学校の信頼が揺らいでいる。中には社会問題となっている。中には「ブラック」とも呼ばれるような声もある。

第2章「変化する社会で、子どもを育てるには?」
その変化が生じている環境の中で子どもを育てて、自立させる役割を担うが、変化に対応して、育てていくことが大事になるのだが、様々なリテラシーや学習項目など、先生・学校単位でなく、教育委員会や文部科学省などの単位で考えていく必要がある。

第3章「そもそも日本の教育の仕組みってどうなっているの?」
そもそも日本の教育機関はどのような変化を生じてきたのか、代表的なものとして「ゆとり教育」が挙げられるのだが、またセンター試験をはじめとした大学受験の変容が子どもと教育に対してどのような影響を及ぼすのかと、その課題について追っている。

第4章「ともに学校をつくろう。」
学校を通じて社会や政治にも関わることになる。前者の場合は学校によって「インターンシップ」があり、後者の場合には選挙がある。選挙は選挙権が18歳以上に引き下げられたことから密接に関わる際に学校の役割が問われている。

学校は子どもが育てる、自立するために必要なことであるのだが、その必要なことの中には教育環境、社会環境の変化があるのだが、その学校をつくり、成長するためには先生や教育委員会ばかりではなく、家族や地域の協力も必要となる。不干渉・不寛容社会の中で教育のあり方は今、問われていると言っても過言ではない。