タコの教科書

タコと言うとたこ焼きなどの料理や刺身などの料理の材料にもなり、なおかつ代表的な海の生き物の一つとして挙げられる。しかし国によっては悪魔の化身であったり、悪魔の魚と呼ばれたりするなどして恐れられていた。もっともタコはどのような生態なのか、どのような料理なのかについても併せて取り上げている。

01.「タコの身体」
タコの身体は何体である一方で、8本足には吸盤があるため、その吸盤に触れるとなるとものすごい力で吸引してくるというのが共通してくるのだが、タコによっては大きさによって異なる。

02.「タコの脳」
タコに脳があるのかというと疑問に思うのだが、とある行動実験を行った際にどのようなことを行うのかと共に脳の機能を分析している。

03.「タコの知性」
タコの脳機能の行動実験では学習能力があったという結果があったのだが、それ程の知性があるのか、他の実験でもって証明している。

04.「タコの漁業、養殖、市場」
タコ漁は日本でも海外でも行われている。日本では江戸時代から漁が行われていたのだが、その漁はどのように行われたのか、そして最近では養殖も行われているのだが、どのような歴史を辿っていったのかを取り上げている。

05.「タコ料理」
日本ではたこ焼き、刺身など様々な料理の中で国内外にはどのようなタコの料理があるのか、それを取り上げている。

06.「タコの図像学」
タコに関する画は数多くあるのだが、時にはありのままのタコの姿、時には怪物のような大きさや行動を起こすような画もあるという。

07.「タコの飼育法」
もっともタコを飼うことができるのかという疑問符を浮かんでしまうのだが、その疑問符に対して実際にタコを飼っていた人がいるという。どのように飼っているのかについても併せて取り上げている。

タコの生態はかなり研究されているとは言え、今もなお謎はある。その謎がどのようなものかをあぶり出すとともに、タコから生まれた食文化も知ることのできる一冊であった。

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