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2018年6月

鎮憎師

文字通り「憎しみを鎮める人」のことを指す。人には誰もが多かれ少なかれ憎しみを持っており、それを沈めたり、押さえたりするようなことがある。しかし人によってはそれをそのままにし、人にあたる、最悪殺人事件のようなことさえも起こる。 本書の舞台はとある結婚式の二次会、それが終わってからの話である。知り合いと共に二次会を参加することになったのだが、その一人が何者かに殺されるという事件が発生したことにある。 […]

世界の海へ,シャチを追え!

シャチは「海の王者」と言われ、猛獣の一匹として挙げられることがある。シャチは世界に点在しているのだが、その中でもカナダやアラスカなどの北部の国々を中心にしている。そのシャチにも物語がある。様々な国のシャチの物語と素顔を求めて本書でもって世界中を旅している。 第1章「おばあさんシャチとその家族―カナダの海から」 アメリカ大陸西海岸、カナダの西部にあるジョンストン海峡にいるシャチを追っている。そのシャ […]

木霊草霊

植物の種類には色々とある。その色々ある種類は場所によって異なってくる。本書のように日本とアメリカとでも大きく異なる。しかし細かい点で見てみると地域によっても木や草の種類が異なるのかも知れない。 著者は日本・アメリカの両国で生活を行っていった中で様々な木や草を見ていったことを綴ったエッセイである。 もちろん木や草も進化を遂げており、その進化の中には人間としての生活の中での変化に順応していったものもあ […]

鳥獣害――動物たちと、どう向きあうか

最近に限った話ではないのだが、生活の中で鳥獣害を被ると言ったことが少なからずある。有名どころでは農産物を食い荒らしたり、人を襲ったり、電車遅延を発生したりするなどが起こっている。鳥獣害となると人間と動物との共生はどうなっているのか疑問に思ってしまう。鳥獣害を避け、真の共生をするための対策はどのように行ったら良いのか、本書ではそのことを取り上げている。 第1章「「田園回」のなかの鳥獣たち―害獣化する […]

脳梗塞・心筋梗塞・高血圧は油が原因 動脈硬化は自分で治せる

生活習慣病は年々増えており、それによる死因もある。その原因による突然死もあり、その原因は心筋梗塞や脳梗塞などが原因としてある。その生活習慣病は日々の健康管理で治せるとあるのだが、どのように直したら良いのか、その研究と方法を採り上げている。 第1章「門外漢の医師だから追究できた「動脈硬化の嘘」」 突然死をはじめとした脳梗塞や心筋梗塞などの原因となるものとして「プラーク」なるものがあるという。そのプラ […]

無差別テロ――国際社会はどう対処すればよいか

テロというと日本で起こっていないような認識であるのだが、実際には日本でもテロが起こった。今から23年前に起こった「地下鉄サリン事件」である。世界的にも類を見ない化学テロとして国内外にて衝撃を与えた事件であった。しかし海外から見ると今から17年前にアルカイダによって起こした「アメリカ同時多発テロ事件(9.11)」がある。その後にもロンドンやパリといった大都市部、さらには中東など様々な所で無差別テロが […]

告白予行練習

YouTubeやニコニコを見ている方々であればHoneyWorksと呼ばれるユニットはご存じであるだろう。最も私自身もPVなどで観ることがあるのだが、それは2014年以降出てきた「CHiCO with HoneyWorks」と呼ばれるユニットである。 そのHoneyWorksは高校生の恋愛を描くことも多く、本書のように「告白予行練習」もまたその一つである。本書はシリーズ作品である「告白実行委員会~ […]

夏フェス革命 ―音楽が変わる、社会が変わる―

季節は梅雨の時期となり、それが過ぎると真夏のシーズンとなる。そのシーズンには全国各地で「夏フェス」と呼ばれるライブが次々と開催される。本書で取り上げる茨城県ひたちなか市にて行われる「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」をはじめ、北海道の石狩湾新港にて開催される「RISING SUN ROCK FESTIVAL」、さらには新潟県の苗場スキー場にて開催される「FUJI ROCK FESTIV […]

猫を助ける仕事 保護猫カフェ、猫付きシェアハウス

猫に限らず動物を保護することもまた人間が動植物を共生するために必要なことである。その必要である保護の中で「猫」のこともまた一つであるのだが、野良になることが多くなることは「猫の精神生活がわかる本」でも同様のことを記した。その野良を殺処分するような地方もある。それを避けるために猫を保護して、カフェやシェアハウスの飼い猫とするような団体や仕事もあるという。本書はその仕事の全容を記している。 第1章「忘 […]

トラクターの世界史 – 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち

トラクターと言えば、農業でよく使われるのだが、それ自体の歴史は思っている以上に深い。もといトラクターの歴史そのものが産業革命の産物以降に生まれ、歴史的な背景のなかで変化を求められてきた産物の一つとも言える。別名「鉄の馬」と呼ばれるトラクターはどのように生まれ、歴史の中で彩ってきたのかそのことを取り上げている。 第1章「誕生―革新主義時代のなかで」 元々産業革命の中で農業の道具も革新されてきた。当初 […]