2049 日本がEUに加盟する日 HUMAN3.0の誕生

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
タイトルからして素っ頓狂のような印象を持ってしまうのだが、今から30年後の日本を予測している一冊である。今から30年前、私たちの生活の30年後、つまり2019年にはどのような形になっているのかという予想があったかもしれないのだが、おそらく完全にあたった人はいない、もしくはいても何人かくらいであろう。

本書もその類いなのかもしれないのだが、もっともEUは「欧州連合」であり、日本と欧州は物理的にもほぼ対称の位置にある。西にはユーラシア大陸、東にはアメリカ大陸があり、そこを跨がないと行くことができない。なぜ著者は物理的にも遠いEUに日本が加盟することとなるのか、宇宙や気候、さらには世界情勢に至るまでのことを分析しながら論じているのが本書である。

第1章「宇宙変動がもたらす人類の危機」
地球温暖化の議論は今も昔も続いている。もっとも二酸化炭素排出量の上昇に伴う印象が今も根強くあるのだが、中には何百~何千年周期にてのバイオリズムにて温暖化を論じる論者もいる。その気候変動はどうなっていくのか、寒冷化も踏まえて論じている。「宇宙変動」といったタイトルになっているのだが、その宇宙と絡み合った気候変動のことを表している。

第2章「世界はどうなっていくのか」
世界がどう変わっていくかは私自身でも全く予想がつかない。今から30年後を予測するにしても、様々なグラフを元にした分析から予測していることが多くある。本章でもその例外に漏れず統計を元にして30年後の未来を分析している。

第3章「日本がEUに加盟する日」
30年後は日本にしても世界にしても、人口的にサバイバルの様相を示すとある。そのサバイバルは国もさることながら人間単位でもあるという。中でも前者は生き残りを賭けて、様々な国と同盟を結ぶのだが、その中でも有力なのが日本とEUであるという。その要因としてはアメリカがキーポイントとしてある。

30年後の予測をすることはなかなか難しく、それが予想通りになることはなお難しい。天気予報の長期予報にもあるように、予想通りに行くケースがなかなかなく、むしろ外れるケースの方がほとんどである。しかしながらシミュレーションという意味では様々な予測が立てられるという面白さがあり、本書もその面白さの側面を見出した一冊と言っても過言ではない。

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