東京・都心 中古ワンルームマンション経営

サンライズパブリッシング様より献本御礼。
不動産投資というと多くの種類があるのだが、本書はその中でも「東京」で、「中古ワンルームマンション」を経営することにより、大もうけというわけではなく「堅実」に「安定」した収入を得ることができるという。会社員でも安定したミドルリターンをえることができる、その術を本書でもって知ることができる。

第1章「安全性―今すぐ東京都心の中古ワンルームマンションに投資するべき理由」
2019年6月に金融庁の発表では老後の資産不足額として2000万円ほどあるというニュースがあった。もっとも著者はそれでは済まされずもっと悪い状況になると分析している。その上で、安定した収入を確保するためにミドルリターンが必要であり、そこにはワンルームマンション経営があるという。

第2章「魅力―東京都心の中古ワンルームマンション経営はリスクがほぼない理由」
中古ワンルームマンションで、なおかつ東京都心のものを経営をすすめるにも理由がある。それはリスクが「ほぼない」ことにある。その「ほぼない」理由とは売却益狙いではなく都心であることの利便性の他にも成約件数も安定的に伸ばせることができるというメリットがあり、家賃や空室のリスクが少ないことが理由としてある。

第3章「都市力・街力・駅力・未来力―東京都心に投資する価値」
そもそもなぜ「東京都心」なのか、というとそこにはこれからの人口推移のシミュレーションによって証明づけられている。東京への一極集中がますます強くなるということから東京都心での投資の価値があると同時に、単身世帯や生涯未婚率の増加があり、そのことにより「ワンルームマンション」への需要が高まる予測が出ているという。

第4章「管理力―ベストを尽くす管理力」
マンションを経営するには「管理」も重要なカギとなる。管理をするにしても人によってはオーナー自身が行う所もあれば、管理会社に任せるケースも少なくない。本章では賃貸管理はプロの業者に任せることを主としているが、選び方から委託の仕方に至るまで事細かに伝授している。

第5章「物件選び―失敗しない物件選びのポイント」
安定した収入を得るための最大の肝として「物件選び」は欠かせない。あくまで本書は東京都としているのではなく、「東京・都心」としているため東京だけでなく、その周辺の首都圏も取り上げている。そのため横浜・川崎といったところもまた物件選びの所としてあげている。

長きにわたって不動産投資を行っているのだが、その要因としては安定的な収入を行うための投資や運営を行っている。その「安定さ」をどのように持つかどうかは、「投資」と言う世界でどうしてもついてくる「リスク」をどのようにして抑えるかが決め手となる。