私自身「豆腐メンタル」であるため、メンタルトレーニングを会得したいところである。本書の著者は「探偵!ナイトスクープ」の放送作家を経て、数多くの作品を生み出した作家であり、最近ではTwitterの発言で話題を呼んでいる。その話題を呼んでいる中ではいわゆる「炎上」といった賛否両論が巻き起こるのだが、著者自身は全く歯牙にもかけない。そこには著者のいう「鋼」のメンタルがあるのだという。
第一章「打たれ強さの鍛え方」
人間は「弱い」という人もいる。しかしながらその「弱さ」を知ることによる「強さ」を持つことができる。その「強さ」があるからでこそ、叩かれても打たれ強くなる。
第二章「挫折との付き合い方」
人生には必ず「挫折」はつきものである。その挫折をどのようにしてつき合い、乗り越えるかによって人生も変わってくる。「挫折と付き合う」とあるが、いざ挫折するとなると、ネガティブな考えや感情で支配される。どのようにして支配できるのか、著者の極意がある。
第三章「心の立て直し方」
「やまない雨はない」「明けない夜はない」と言う言葉がある。人間関係を始め、様々な事でくよくよしてしまうこともざらにある。そのくよくよの感情が心的にも病んでしまうことさえもある。しかしそれは自分自身としての意識がそうさせてしまうのだという。そうであるのなら立て直すのもまた「自分自身」である。
第四章「精神の解毒法」
心的に病む、あるいは精神的にも滅入ってしまう事もあることだろう。かくいう私もそういったことは年に数回とある。その要因としては「他人の目」が挙げられる。もっとも日本人は空気や周囲を重んじる社会であるのだが、それを「必要以上」に行ってしまう。しかし主体は「自分」である。他人に精神を使うのであれば大いに自分自身のために使うことで良い解毒になる。
第五章「鋼の処世訓」
人は嫌われ者になることを嫌う。しかし嫌われることを割り切ることで堂々としていられ、口論に負けなくなるのだという。相手が分かってくれないと言うことを気にせず、なおかつ自分自身の基準でものを言うことが肝要である。
第六章「「成功」の捉え方」
何をもってして「成功」となし得るのか、それもまた人それぞれであり、基準も千差万別である。一度しかない人生なのだから、自分なりの成功を築き、達成することが大切である。
成功に導くのも、打たれ強い人間になる。逆に失敗ばかりするのも、うたれ弱い人間になるにも、結局自分自身のメンタル次第である。だからでこそ良いものにしていくためには、自分自身を変えていく必要がある。
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