時代 小説 品川心中 本書は二見書房で出版されたシリーズである「小説 古典落語」の最終巻である。今回取り上げられる演目は「品川心中」、三代目古今亭志ん朝や六代目三遊亭圓生をはじめ「名人」と呼ばれる方々が得意としていた演目である。 どのような噺なのかというと、かつ... 2021.06.20 時代書評
国内政治 原発事故 自治体からの証言 今から10年前に起こった東日本大震災、そしてそこで起こった福島第一原子力発電所事故がある。中には「事件」として取り上げられるメディアも少なくない。実際に現在進行形で起こっており、地域によっては「帰宅困難地域」に指定され、帰宅することもままな... 2021.06.19 国内政治書評
書評 いつかの岸辺に跳ねていく 幼なじみの2人がそれぞれの道を歩んでいった。その道は交わるかどうかはわからなかったが時が経つにつれ、2人それぞれの物語が1つへと変わっていくようになった。しかし1つになった時、幼なじみの女性は既に病床にあった。 幼なじみと言うことなので、気... 2021.06.18 書評青春
教育 医学部 「医学部」と言うと、国公立の場合は難易度が高い、私学の場合は学費が高いといった印象が強い。とりわけ国公立の医学部は、花形の学部であり、人気は今もなお根強い。もっとも受験の中でも最大のハードルとしてある印象が強く、なおかつ医学部出身であること... 2021.06.17 教育書評
仕事術 スティーブ・ジョブズ 結果に革命を起こす神のスピード仕事術 今から10年前の10月5日にAppleの共同設立者の一人であり、CEOとして辣腕を振るったスティーブ・ジョブズがこの世を去った。MacintoshやiPhone、iPadなど画期的なものを世に送り出した人物として知られており、紆余曲折を経た... 2021.06.16 仕事術書評
哲学 死ねない時代の哲学 人は遅かれ早かれ「死ぬ」運命にある。その死ぬ運命から逃れることはできないのだが、自ら死を選ぶこと自体がタブー視されている。もっとも自分の人生は自分で決め、なおかつ自身の死も選ぶという人は今昔では考えられている。しかしながら特に自ら死に場所を... 2021.06.15 哲学書評
エッセイ アラフォーになってようやく気づいたんだけど、私、たぶん向いてない。生きることに…… メンタル編 生きることには向き不向きはないと思っていたのだが、中には不向きだと思っている方もいる。現に本書の著者は40歳であり、二児の母である。義理の親と3世代で暮らしているのだが、苦しい毎日を送っていた。 そこで著者はTwitterでその日常を投稿し... 2021.06.14 エッセイ書評
日本人 英もよう 女形ひとすじ 二代目英太郎の生涯 本書で紹介する人物は演劇、特に新派をご覧になる方々以外は馴染みが薄いかも知れない。劇団新派の俳優でありつつ、新派を越え、歌舞伎などの外部の公演でも女形を貫き、演じてきた。その俳優の名は二代目英太郎(はなぶさ たろう)である。新派では波乃久里... 2021.06.13 日本人書評
書評 #柚莉愛とかくれんぼ アイドルは、英語で直訳すると「偶像」と表す。いわゆるシンボルようなものであり、なおかつ偶像であるが故に、非日常を演出している。もっともそういった事を生み出す方々は歌手に限らず、タレント、役者など幅広い。 そのアイドルに関してはそれぞれの「フ... 2021.06.12 書評青春
日本人 板垣退助-自由民権指導者の実像 「板垣死すとも自由は死せず」 これは1882年岐阜にて遊説中に暴漢に襲われた事件にて発した言葉であるが、実際には「吾(われ)死するとも自由は死せん」である。それがメディアによって今のような言葉に変えられ、広まっていった。 板垣退助はいわば「... 2021.06.11 日本人書評