アラフォーになってようやく気づいたんだけど、私、たぶん向いてない。生きることに…… メンタル編

生きることには向き不向きはないと思っていたのだが、中には不向きだと思っている方もいる。現に本書の著者は40歳であり、二児の母である。義理の親と3世代で暮らしているのだが、苦しい毎日を送っていた。

そこで著者はTwitterでその日常を投稿したら、瞬く間にフォロワー数を伸ばし、2021年6月現在で97000フォロワーと100000に近づきつつある。

本書の著者は主婦であるが、自身も「うつ」になるといった状況もあったものの、それでも生きていく姿をTwitterに投稿した記録を取り上げている。3世代で暮らしているが故の苦労や、子育て、義理の親との関わり、そして主婦業の「現実」をありありと映している。

しかしツイートの中には生活に対しての愚痴や苦労ばかりではなく、ありとあらゆる事についての毒のある投稿もある。その投稿もまた印象的で、なおかつ元気が出るのではないかと考える。もっともTwitterで見ると量は膨大であるため、本書はその中でも特に印象に残るものを厳選している。元気が出るような、あるいはけっこう痛快なツイートや内容が凝縮されている一冊と言える。