富豪作家 貧乏作家 ビジネス書作家にお金が集まる仕組み

著者の水野俊哉様より献本御礼。
私自身、ここ最近は頻度は少なくなったものの、それでも週の半分以上は書店に立ち寄る。その中でビジネス書などもよく目にするのだが、10数年前からずっと常連で書籍を出している人もいれば、ここ最近デビューしてベストセラーをかっさらう人もいる。

もっとも職業作家として本を書くこと一本で生業としている人もいれば、ビジネスの傍らで本を書くという人もいる。また作家の中には書籍を通して人生が変わり富豪になる人もいれば、「本は出したけれど」となるだけで何も変わらない人もいる。特に富豪になる人、貧乏になる人の違いとは一体どこにあるのか。本書はそのことについて取り上げている。

第1章「富豪作家、貧乏作家とは?」

「富豪作家」「貧乏作家」の違いについて取り上げている。ライフスタイルなどの所で若干極端な所はあれど、「富豪作家」は「作家以外」の部分の所などに着目すべき点がある。作家としての執筆方法や見方、さらには本を上梓することの意味づけなども明らかな「違い」が存在する。

第2章「富豪作家は○○である」

著者の持っている「富豪になる人」の定義を取り上げている。中には一般的なものからアニメやマンガなどに至るまで網羅されているが、その一つ一つに意味を持っている。

第3章「出版で人生が変わっちゃった人・水野俊哉の「富豪作家への道」」

著者自身のビジネス書デビュー前後から現在に至るまでの経緯を赤裸々に明かしている。デビューしたのが2008年1月の「成功本50冊『勝ち抜け』案内」から来年1月で15周年を迎える。その中で何を学び、変えていったのかも含めて明かしている。

第4章「富豪作家の秘密、教えます」

富豪作家はどのようにしてそうなり得たのか、また富豪作家ならではの「秘密」とは何かを質疑応答という形で取り上げている。中には本当に答えて良いのかと思えるようなきわどい質問まである。

第5章「現代の富豪作家列伝」

富豪作家と呼ばれる作家は何人もいるのだが、それぞれどのような「富豪作家」なのか。本章では富豪作家と呼ばれるほどのベストセラー作家の方々を取り上げると共に、どのような「個性」があるのかも紹介している。

作家と言っても著者や第5章で取り上げた方々のように売れる人もいれば、何冊出しても全く売れない人、さらには1冊だけ出す、ある種「一発屋」と呼ばれる著者もいる。もちろんどうして作家になりたいのかというきっかけと、作家になって何をするのかのビジョンも作家それぞれである。しかし作家の先に何を持つのか、そこに「富豪」になりたい、あるいは作家を通して本業も成功させたいという考えであれば本書が適している。