歴史・地理

日本人

「李香蘭」を生きて

今年の9月7日、李香蘭こと山口淑子が94歳という年齢でこの世を去った。戦前~戦中ではアジアの大女優・大歌手、そして晩年は国会議員として活躍した重要な人物が失ってしまったことになる。戦前から戦中の歴史を紡いできた「李香蘭」はいったいどのような...
日本人

生え抜き タイガースから教わったこと

私自身日ハム・DeNAのファンであるのだが、本書の著者について鮮烈な思い出がある。というのは初めて野球観戦した時のこと、たしか今から17年前の事であるが、その時地元・旭川のスタルヒン球場で阪神vs横浜戦が行われた。その時著者は4番だったか6...
世界史

万引きの文化史

本書は「万引き」を歴史的な見地から紐解いた一冊であるが、そもそも「万引き」と言うと物騒なものでるのだが、どうして「万引き」が成り立っていき、どのような心理でもって行われてきたのか、是非知りたいと思い手に取った。 第1部「万引きの歴史」 万引...
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外国人

英国王のスピーチ――王室を救った男の記録

2010年にタイトルにある映画が全世界で上映されアカデミー賞の作品賞など賞を総なめにした。その映画の主人公が、イギリスをはじめとした欧州連合の前国王だったジョージ6世である。ジョージ6世はかつて吃音症に悩まされたのだが、言語療法士の治療によ...
外国人

危機の指導者 チャーチル

イギリスの名宰相というと歴史を紐解くと何人かいるのだが、第二次世界大戦前後だとウィンストン・チャーチル以外考えられない。特に「戦争」という危機の時代に強いリーダーシップを発揮し、イギリスを窮地から救った。本書はそのチャーチルの生涯をもとに、...
日本人

最後のイタコ

本書のタイトルを読むとイタコの文化が衰退しているように思えてならないが、本書はイタコとして最年少で活躍している女性の半生を振り返っている。そもそもイタコとは、 「日本の東北地方などで口寄せを行う巫女で巫の一種。 シャーマニズムに基づく信仰習...
外国人

アドラーの思い出

今年のビジネス書のキーワードとして取り上げられるのが「アドラー」、もしくは「アドラー心理学」が挙げられる。「アドラー」はアルフレッド・アドラーのセカンドネームから取っており、19世紀終わりから20世紀始めにかけて活躍した心理学者で、夢理論で...
外国人

南太平洋の剛腕投手―日系ミクロネシア人の波瀾万丈

戦後時代の豪腕投手というと日本では藤本英雄やヴィクトル・スタルヒンを連想する。しかし他にも海外に行けば色々とイルカも知れないが、本書は日系ミクロネシア人の投手ススム・アイザワ(相沢進)がいる。 相沢進は元々ミクロネシアの出身で大東亜戦争の激...
日本史

捏造されたヒーロー、遠山金四郎

「遠山の金さん」と言えば時代劇の中でも有名である。もちろんこの時代劇の主人公は遠山金四郎(とおやまきんしろう)である。実在する人物かと思ったら、半分合っている。なぜ「半分合っている」という回答にしたのかというと、元々のモデルは江戸時代の旗本...
外国人

父子相伝-陳家の訓え

今から10数年前、フジテレビ系列の番組に「料理の鉄人」という番組があった。その番組は鹿賀丈史のキャラクターはもちろんのこと個性的な鉄人がいた。その鉄人がそれぞれの所で有名になったという逸話まで存在するが、本書の著者である陳健一氏も「中華の鉄...
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