書評 ラッコの家 淡々と流れる時のなかで、ラッコの親子が漂っている姿を連想してしまう。本書はとある高齢者の女性が自らの空想におびえながら、生きるという一冊である。 しかし、なぜラッコになったのかというのが面白く、冒頭に述べた意味ではなく、娘の名前をメールで書... 2020.01.25 書評青春
国内 「なんとかする」子どもの貧困 「貧困」と言うとネガティブなイメージがつきまとう一方で、社会人などの大人が背負うモノというイメージを持ってしまう。しかしながら今ある貧困のなかで最も根深いものとしては「子どもの貧困」が挙げられるという。その子どもの貧困はドキュメンタリーでも... 2020.01.15 国内書評
日本人 ブスの家訓 何とも刺激的な一冊なのだろうか。まず表紙からしてどの国民的アニメを模しているのかは用意に想像がつき、なおかつ自虐しているようなタイトルのようでいてならない。本書は著者自身家族をもっているのだがその日常と同時に’、自らの半生も綴っている一冊で... 2019.12.29 日本人書評
教育 「孤独な育児」のない社会へー未来を拓く保育 育児の世界では「孤独」と呼ばれるようなものがあるという。もっとも育児をするにも家族の関係から一人でこなさなければならない現実もあれば、保育園などの施設の充実を行っていくなかでも建設反対運動などの抗議が起こるなど子育てを巡る環境は悪化の一途を... 2019.12.25 教育書評
書評 お金も愛も手に入れる生き方 働き方 サンライズパブリッシング様より献本御礼。 著者は過去に不動産投資に関する本をいくつか上梓した。その著者がおそらく初めて自分自身の人生を赤裸々に語ったと言える。その人生はまさに「ジェットコースター」と言う言葉が似合うほどの波瀾万丈のものであっ... 2019.12.05 書評自己啓発
書評 正しい愛と理想の息子 私よりも若干年下の2人であるのだが、その2人はアウトローで働きながらも、失敗ばかりしてしまい、ついには無一文になってしまう。しかしながら立ち直るために、今度は高齢者を狙ったことを行うのだが、小悪党の浅知恵を働かせても、結局失敗、ついには諭さ... 2019.09.18 書評青春
医学 脳科学者の母が、認知症になる―記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか? 本書は脳科学の観点から認知症の分析を行っているのだが、その一方で、著者自身の母親が認知症になったことによって認知症に対する考え方について、学問を超えて、認知症との付き合い方と言ったところがメインになってくる。そのため「理論」と言うよりも「体... 2019.09.17 医学書評
エッセイ ゆうゆうヨシ子さん-ローボ百歳の日々 本書に出てくる「ヨシ子さん」は著者の母であり、なんと100歳を迎え、現在102歳である。その息子である著者も今年で喜寿を迎えるため、老齢親子と言えるのだが、ここまで親子共々長生きでいられることも珍しくもあり、素晴らしくもある。 本書はそのヨ... 2019.08.28 エッセイ書評
医学 「痛み」の医学 こども編 子育ての中で病気を負ったり、痛みを負ったりするようなことも少なからずある。もっとも子育ての時期にそういったことは起こり得る。しかしながら大人たちがそれに気づくことも必要であるのだが、なかなか気づくことができず、もっと悪い自体に陥ることも少な... 2019.08.19 医学書評
書評 玉瀬家、休業中。 本書のタイトルを見るや、一家で何か商売をしているのではと思ってしまったのだが、実際はそうではなく、長らく一家離散した家族が、いわゆる「なんだかんだ」で久しぶりに一つ屋根の下に暮らすといった物語である。 家族はと言うと、「守銭奴」「自意識過剰... 2019.08.18 書評青春