世代

書評

そのひと皿にめぐりあうとき

「食」の状況は今と昔とで劇的に変化している。大東亜戦争後は敗戦の傷跡からの復興もあれば、戦争中から食糧難が続いており、食べたくても食べることができなかった時代。それ故か、その時代に生き抜いた方々からは「食べものを粗末にするな」という声をよく...
短編集

クレイジー・フォー・ラビット

人間関係は年齢や年代、さらには今あるポジションなど、あらゆる要素で変化する。もちろん人間関係の中には、学生時代において築いたものが旧交を暖めるように、時間をおいて復活したり、ずっと続いたりするようなこともある。 本書は年代別の人間関係につい...
書評

ミレニアル・スタートアップ―新しい価値観で動く社会と会社

「ミレニアル世代」は、 アメリカで,主に1980年代から90年代に生まれ,生まれ育った時から情報通信機器やサービスに慣れ親しんだ世代。ミレニアルズ。「大辞林 第四版」より と定義されている。私も1985年生まれであるため、ちょうどミレニアル...
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国内

底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路

景気は踊り場になっているような感じであるのだが、その一方で「下流」や「格差」といった風潮が止まらない。その止まらない中で最近ではパラサイト・シングルなどが中年化になり、なおかつ格差が子ども・大人関わらずに起こっている現実もある。その現実はい...
ミステリー

三世代探偵団 次の扉に棲む死神

祖母・母・娘と三世代がそろって探偵として事件の解決に導くという奇想天外なミステリーである。女性が三人とくると「女三人寄れば姦(かしま)しい」という諺を思い出す。本書でも例に漏れず、それぞれのキャラクターが立っており、何と言ってもおしゃべりで...
エッセイ

女たちが、なにか、おかしい おせっかい宣言

社会にしても、人にしても絶えず変化をする。その変化の中には相容れられないようなものもある。そのことによって「ジェネレーション・ギャップ」や「俗流若者論」なるものが出てきており、そのことにより世代などの「対立」が出てくることも度々ある。 本書...
投資術

この時代に投資家になるということ

今となっては安定した景気にある時代であり、投資を行うのに適しているのかというと、必ずしもそうとは言えない現状にある。その現状から著者は投資家となり、企業も経営しているほどである。ではなぜ投資家となったのか、そしてお金を稼ぐこと、投資をするこ...
書評

オバさんになっても抱きしめたい

本書の表紙の右の女性がなんともバブリーな女性であると同時に、一昨年に大阪府立登美丘高等学校ダンス部が「ダンシング・ヒーロー」の題材として使われたことコスチュームでもある。 バブリーな時代で20代を謳歌した女性が俗に「アラフォー」と呼ばれるよ...
戯曲・詩

エンジョイ・アワー・フリータイム

本書は小説というよりも「戯曲」と呼ばれる一冊である。戯曲というとドラマや演劇の台本のように描かれていることが多いのだが、本書は演劇の中でも現在の日本の労働環境を映し出しているような作品である。どのような作品なのかというと派遣社員やファミレス...
国内

「あいつらは自分たちとは違う」という病~不毛な「世代論」からの脱却

「あなたとは違うんです」 確か数年前に首相になった人が首相を辞任した時に言った言葉である。この言葉は本書で言う「世代論」とは異なるのだが、世代について差別する際に数年前に首相だった人の発言をそのまま言う人も少なくない。世代論というと先の言葉...
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