クレイジー・フォー・ラビット

人間関係は年齢や年代、さらには今あるポジションなど、あらゆる要素で変化する。もちろん人間関係の中には、学生時代において築いたものが旧交を暖めるように、時間をおいて復活したり、ずっと続いたりするようなこともある。

本書は年代別の人間関係について短編集にて描いている。小中高大のそれぞれの学生時代、そして最後は30代とそれぞれの人間関係、特に友情の変化がどうであったか、もちろん著者の思い出も兼ねているため、女性としての成長と時代背景がどうであったかも細かく描かれている。

ちなみに私も著者と同じ年代であるため、描かれている時代背景とほど近い所で小中高大と過ごした。そのため、自分がその時代はどうだったのか、その思い出も併せて見ることができた一冊と言える。