女たちが、なにか、おかしい おせっかい宣言

社会にしても、人にしても絶えず変化をする。その変化の中には相容れられないようなものもある。そのことによって「ジェネレーション・ギャップ」や「俗流若者論」なるものが出てきており、そのことにより世代などの「対立」が出てくることも度々ある。

本書はあくまで「女性」のことを言っているのだが、その中でも女性の「変化」について一石を投じているエッセイ集である。ステレオタイプの女性の在り方としてあるものとして「女性は家庭」と言い、専業主婦として身の回りのことだけをやるという考えから、最近では「共働き」となり、社会進出も目覚ましくなっていった。もちろんその変化についても良いところもあるのだが、著者が指摘している中でその変化の「歪み」も出ているところもある。その「歪み」を「おかしい」と指摘して正すことを主張している一冊とも言える。