神仏参拝の由来と作法がわかる本

4月末から鎌倉に住み始めたのだが、鎌倉には鶴岡八幡宮を始め、神社や寺社が点在している。散歩がてら鎌倉の街を歩くのだが、色々な神社や寺社があるため、鎌倉すべてを見つけるのには時間がかかりそうである。

私事はここまでにしておき、神仏参拝をする自分にとって、日々の作法、もしくは祝い事の作法はそれぞれ異なるという。本書は神社・寺社の作法についての作法を伝授している。

第1章「正しく神社を参拝するための知識と作法」
日本人だけが信仰している宗教である「神道」は、「神道」としての宗教心というよりも、無意識のうちに馴染んでいるような存在である。
初詣などで神社にお詣りする時も、私のようにふと見つけたときにお参りするときも作法は存在する。本章ではその「作法」について紹介しているのだが、それだけではなく、神社によって「信仰」の違いが存在してある。例えば「伊勢信仰」や「稲荷信仰」などがあるのだが、その「信仰」の特徴についても取り上げている。

第2章「正しく寺院を参拝するための知識と作法」
仏教の象徴の一つである「寺院」、鎌倉を代表するものとして大仏(鎌倉大仏)が挙げられる。本章では仏教にまつわる作法について取り上げているが、宗派によって異なる。

第3章「以外と知らない神道と仏教のあれこれ」
仏教や神道を知るうちに「厄年」「ご開帳」といったものがある。また自宅に仏壇や神棚を持つ家庭も少なくない。本章ではあまり知られていないこと、とりわけ最後に書いた自宅での作法についてを紹介している。

「自分は無宗教だ」と主張する人も少なくないのだが、日本には仏教と神道(ときどきキリスト教)が地続きとして私たちは無意識に、日本人の体に染み付いている。しかし、染み付いているからでこそ「作法」というのがどうも忘れがちになってしまう。本書は「知っている」とは思っても、実は「わからなかった」といわれる作法を発見できる一冊である。

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