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2013年5月

サイゴン ハートブレーク・ホテル~日本人記者たちのベトナム戦争

「冷戦」の象徴としてあげられるものとして「朝鮮戦争」のほかに「ベトナム戦争」が挙げられる。その「目と南無戦争」を巡って、日本では「ベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)」などがつくられ、デモ活動が起こった。アメリカでも同様にデモ運動が行われたという。 そのベトナム戦争は泥沼化し、混迷を極めたが、そこに赴き、実体を伝え続けたジャーナリストやカメラマンたちがいた。本書はその方々の群像を追っている。 第一 […]

独立取締役の基礎知識

日本の企業には「取締役」と呼ばれる役職がある。これは「会社法」のなかで株式会社を設立する際に「取締役会」を持つことが義務付けられており、そのなかで代表取締役、および取締役の選定を選ばなければならない。ただし1人で会社を設立する際は代表取締役1人だけであるが。 その「取締役」は会社に所属するものと、「社外取締役」と呼ばれる社外の人間から取締役として招聘することもある。 本書は「独立取締役」というもの […]

理想の書店―高く掲げよう「お客さま第一」の旗

私は毎日のように書店に足を運ぶ。書評家の性なのか、それとも本好きの性なのか、それは定かではないのだが、気がつけば書店にふらっと足を運び、その中で色々な本や雑誌と出会う。あたかも「偶然の出会い」を演じているかのように。 店員でもないのに毎日のように本と出会うのは、自分自身ある種の「変態」とも言える。 それはさておき、出版不況と呼ばれるような時代である。その時代の中で小さな書店の倒産が後を絶たず、丸善 […]

焼肉の文化史~焼肉・ホルモン・内臓食の俗説と真実

最近では健康食がもてはやされる中であっても、「焼肉」の人気は止まるところを知らない。 しかし、この「焼肉」の文化はいつ、どこから誕生したのだろうか。本書は文化とその歴史について追っている。 1.「焼肉って何だ」 そもそも「焼肉」とはいったい何なのだろうか。調べてみると、 「牛・豚などの肉をあぶって焼いたもの。」(「広辞苑 第六版」より、ただ「鶏肉」を焼いたら焼肉と言えるのでは?) とある。 しかし […]

幸せをつくる、ナースの私にできること

東日本大震災は約3万人もの人命を奪っていった。その一方で震災が起こったときに自衛隊や国境なき医師団、本書で紹介される医師や看護師の方々の尽力により助かった命もある。 現在、最も被害を受けた東北地方では復興に向けて進んでいるのだが、未だに「震災関連死」といった二次災害も続いていることは、忘れてはならない事実としてある。 本書は震災から「災害看護」に当たった看護師の方々について、看護師の立場から綴って […]

人生勝たなきゃ意味が無い

「無敵のストリートファイター」 「寡黙なリーチファイター」 「麻雀攻めダルマ」 そのような異名を持つプロ雀士がいる。 その男の名は「佐々木寿人」 日本プロ麻雀連盟に所属しており、モンド杯を3度、天空麻雀を3度優勝した実力派の若手雀士である。私もTVやニコニコ生放送で麻雀番組を観るのだが、スピードと打点の高さは他の若手雀士を凌駕していると思う。 本書は攻撃的な麻雀スタイルで数多くのタイトルをもぎ取っ […]

エネルギーの科学史

物理学においてものを動かしたり、作ったりする事ができる力を「エネルギー」と定義している。その「エネルギー」は時代とともに、上記や熱、電気、磁力、原子力、宇宙など「エネルギー」の幅は広がっていった。 そのエネルギーの歴史はどのように進化をして行ったのか、各々のエネルギーの進化とこれからについて取り上げている。 第一章「蒸気機関と熱エネルギー」 蒸気機関が開発されたのは古く18世紀の後半にジェームズ・ […]

電車のしくみ

首都圏や大都市圏は通勤・通学をする場合、大概電車を使う。私の出身地である旭川では隣町といった遠方を除けば、バスが一般的だったため、通勤電車は珍しかった。今となってはほぼ毎日のように電車に乗る。 その「電車」はどのような仕組みで運転をしているのだろうか、そのメカニズムを紹介している。本書の表紙にもあるように身の回りにある家電製品にも共通しているものもあるため、親近感を増すようにつくられている。 第一 […]

今後のF1記事の更新について

平素から「蔵前トラックⅢ」をご覧いただき、誠にありがとうございます。当ブログでは日頃から書評やその他諸々を取り上げて行きました。その「諸々」の中にはF1予想や結果の記事を毎回更新しておりました。それだけF1は好きでした。 しかし、今シーズンに入って、と言うよりも昨シーズンあたりから、自分自身の更新の仕方に、一種の「マンネリ」が生まれてしまう事が度々ありました。 それが、現に記事にも繁栄してしまい、 […]

TOEIC(R)テスト 満点コーチング

著者の松本様より献本御礼。 2011年あたりから企業の「社内公用語を英語」にする動きが活発してきている。現にいくつかの企業の「社内公用語」が英語になっている。その風潮の中で、社員の昇進基準などが「TOEIC」の店数によって判断されることとなり、あたかも駆け込み寺の如くTOEICを受ける、あるいは終業後にTOEIC対策塾に通うような人も出てきている。書店に行っても、英語の重要性を説く本や、逆に否定的 […]