歌姫メイの秘密


母親とともにとある新興宗教から逃げ、複雑な境遇の中で育ってきた少女は歌の才能があった。その才能はやがて「歌姫」と呼ぶにふさわしいようになっていったのだが、その少女は生き別れの実父を探しに行くというのが本書の根幹にあたる。

その少女の名前が「メイ」と呼ばれているために、本書のタイトルは「歌姫メイ」と銘打っている。メイの父親を探す、もとい父親の住んでいる家探すために旅をするメイはその道中である男と出会う。その出会いの中で芽生えた「愛」そして、その先にある「初恋」とは何か。それを求めて一直線に歌い、生きていく物語である。

本書を読んでいくと複雑な境遇であることがよくわかるのだが、その中でもひたむきに人を愛し、歌を愛していく姿がそこにあり、なおかつ様々な出来事に翻弄されながらも自分自身を保ち続けることができる姿を映し出している姿がそこにはあった。

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