もしアキバのメイドが成功法則を学んだら

サンライズパブリッシング様より献本御礼。
最近ではビジネス書や古典の名著がマンガ化するようなことがある。一見難しいような本もマンガのようなストーリーをつくることによって分かりやすく、なおかつない洋画は行ってきやすい作用がある。

本書は自己啓発本やビジネス書にある成功法則をどのように実践したらうまく行くのか、アキバ(秋葉原)のメイドに置き換え、取り上げている。

第1章「アキバのメイド、“お金持ちの条件”を学ぶ」
本書で取り上げるメイドはごくありふれた「普通の」メイドであった。しかしある男性との出逢いから成功法則を学ぶきっかけとなった。

第2章「アキバのメイド、“人の動かし方”を学ぶ」
メイドカフェといえど「飲食業」の類いである。もちろん様々な売上分析は必要であるのだが、それ以上にチームワークのように人をどのように動かしていき、売上として貢献していくのかが大切になる。

第3章「アキバのメイド、“ボトルネック”を見つける」
「ボトルネック」の概念はビジネス書の世界ではよく聞く。メイドカフェで「ボトルネック」を行うためには何をしたら良いのか、他にもメニューや働き方など様々な観点でどのような変化を起こしたら良いかを取り上げている。

第4章「アキバのメイド、巨大なライバルに挑む」
メイドカフェもまた業界なのでライバルや競合は存在する。例えば巨大チェーンのような店も存在する。そのライバルによって成長することもあるのだが、淘汰されるケースもある。

第5章「アキバのメイド、“ブルーオーシャン戦略”を知る」
その淘汰されないためにも、その店にしかない部分を見せる必要がある。他にも誰もが行っていない分野に進出してみるのもまた行っていく必要がある。俗に「ブルーオーシャン戦略」と呼ばれるものである。

第6章「アキバのメイド、“7つの習慣”を知る」
実践することにより生き残るどころか成長していったのだが、メイドは単なるメイドではなくなった。「その先」へと行ったのだが、これから主人公のメイドはどのように活躍していくのかを綴っている。

私自身マンガを読むことが多く、時として一部マンガになっているような本も書評をすることがあるのだが、本書のようにほぼ全てマンガとなっている本を書評したのは初めてである。実際に読んでみるとビジネス書にある成功法則は実践してみるとこのようになることを知ることのできる良いモデルケースとなる。本書はそんな一冊である。

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