企画・プロデュースのためのブレークスルー発想術

ビジネスにとって「発想」は重要な要素の一つである。その「発想」からプランを起こし、事業として成り立っていくことによって企業も経済も加速していく。

その「発想」は時として「固定観念」や「常識」「思いこみ」「制約」によって「発想」そのものが生まれなくなってしまう。

本書はそのような「発想」を意図的にひねり出す「ブレークスルー」の方法を紹介している。

第1章「ブレークスルーへの発想法転換」
「発想」は思わぬ所からでてくる。AKBやシヤチハタスタンプなどもその思わぬ所からアイデアから生まれた。
そのようなアイデアの妨げになるものとして最初にも書いたように「常識」や「固定観念」が挙げられるのだが、その妨げになる要因として「習性」としてそれらを使ってしまうことにある。

第2章「ブレークスルー発想術」
発想を起こすための「ブレークスルー」として「空気を読まない」「成り行き」「条件無視」「直感」「確信」など全部で18種類の発想術が挙げられている。
それぞれの発想の使い分けることによって自分自身が思いも寄らない考え方や発想が沸いて出てくる。
実践をする際は「ある日はこの発想で」と一つ一つ試してみると良いのかもしれない。発想法によって出てくるものも異なり、それを楽しみつつビジネスにつなげることもまた本書の役立つところである。

第3章「ブレークスルー整理術」
せっかく出てきたアイデアを実現することでビジネスとして成り立つことができる。裏を返すとそれができないと、単なる「アイデア」であり、机上の空論だけで終わってしまう。
そのアイデアを実現するためには様々な「壁」が立ちはだかり、かつアイデアにも寿命が存在する。それらを越えるための企画書への落とし込み方や仕立て上げ方を紹介している。

人は誰しも思わぬことを思い浮かべるだろう。それを「発想」という。その発想を生み出し、それをビジネスにして行くことで、物やサービスが飽和状態にある状態で新しい風穴を開くことができる。本書はこのような時代だからでこそ生まれた一冊といえる。

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