医療防衛 なぜ日本医師会は闘うのか

私自身はあまり病院には行かないのだが、病院という医療の場であるのだが、その医療の場の中でも報道などの「闘い」が存在する。その闘いは病院のみならず、日本の医師を束ねる「日本医師会」もまた「闘っている」。その闘っている中でどのような闘いと未来があるのか、そのことを取り上げている。

一日目「医療とお金の基礎知識」
医療には必ずと言ってもいいほど「お金」がつきまとってくる。そのつきまとう2つの要素はいつからつながりを持つのか、そしてその関係と日本医師会はどのような変化を行ってきたのか、政治なども絡めて説明している。

二日目「行政と報道に虐げられる医療」
日本医師会は医療問題のみならず、政治的な問題についてもやり玉に挙げられることが多い。そのやり玉はなぜ起こるのか、そしてそれが「虐げられる」のかその背景と理由を取り上げている。

三日目「日本医師会という組織」
そもそも「日本医師会」の組織はどのような存在か、誕生した経緯と、骨格、そして病院・医師との関係を長所・短所の両方から考察を行っている。

四日目「日本医師会の未来展望」
日本医師会はことあるごとにやり玉に挙げられたり、補償などについての裁判かけられたりするなど、世間的には「悪」のイメージが持たれるのだが、そもそも日本医師会の役割でもって、日本の医療界をどのように牽引していくのか、それを提言している。

日本医師会にも光と影の側面がある。その側面の中でメディアでは「影」の側面ばかりピックアップされがちであるのだが、あまり知ることのない「光」の側面を知ることができる格好の一冊である。

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