ラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで

元々ラップ自体は第二次世界大戦から少したった1960~70年代にアメリカにて生まれたものだが、日本でも盛んに歌われており、もはやJ-POPでもあたりまえのように存在する。元々はストリート文化の一つとして扱われ、政治や社会の風刺や批判として、あるいは他のアーティストに対する批判として扱われることがあるのだが、そもそもラップはどのような歴史を辿ってきたのか、そてい日本ではどのようにラップが栄えてきたのか、そのことについて取り上げている。

第一章「ラップはいまを映しているか」
ラップの概念が誕生してから様々な歌手に歌われるようになった。時には政治風刺やデモに使われることが多くあり、最近でもトランプ政権に対する批判として扱われることがあった。また単純な用語の中でも政治批判として扱われることとしてもあるという。

第二章「USラップが映してきたもの」
アメリカのラップは男性を中心に取り上げられることがあるのだが、女性ラッパーも存在しており、活躍している人も少数であるものの存在しちえる。

第三章「日本にラップが根づくまで」
日本でも現在はラップが盛んに行われているのだが、日本にてラップを歌い始めたのは1980年代とごく最近のことである。アメリカで生まれてだいたい10~20年後のことであり、アメリカと同じように政治や社会風刺として使われることが多くある。

ラップに限らず歌の中には政治・社会を批判・風刺するようなことがあるのだが、ラップはそれが顕著になって表れることが多くある。戦後に誕生したラップが社会の流れを経て生きてきたと言うようなことを本書でもって知ることができる。