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2018年8月

SNSカウンセリング入門―LINEによるいじめ・自殺予防相談の実際

学校における悩みはつきものである。その悩みに対してどのようにして解決していくか、自分自身で解決する例もあれば、相手に相談する例もある。その「相手」は家族に限らずとも、何も関係のない「第三者」に相談をする事がある。その「第三者」が悩みの相談窓口であり、対面や電話で相談するようなこともある。さらに言うと最近ではLINEをはじめとしたSNSでもって相談を行うこともあるという。その相談はカウンセリングにあ […]

「次の一手」はどう決まるか―棋士の直観と脳科学

将棋や囲碁、さらには麻雀、最近ではテレビゲームのプロ舞台「e-Sports」など、いわゆる「知的格闘技」なる舞台がある。その舞台では常に「次の一手」を考えるために様々な思考力を張り巡らす。それが戦いの中で何度もある中で棋士によっては1戦で5㎏体重を落とすというようなことさえもある。次の一手を決めるために思考を張り巡らされるのだが、将棋棋士、さらには脳科学研究者のコラボレーションでもって科学的に考察 […]

自分の「怒り」と向き合う本

「怒り」という感情は誰にでもある。人に対して、社会に対してなど要因によっては様々であるのだが、その「怒り」をコントロールすることこそ「理性」の一つである。もちろん「怒り」は前へ進めるためのエネルギーにもなるのだが、使い方一つで自分はもちろんのこと周囲の関係が崩壊する危険性もある。 自分自身が持っている「怒り」に対してどのようにして向き合っていくのか、そしてどのようにコントロールをして行くのか、その […]

バレリーナ 踊り続ける理由

日本を代表する人物は様々な世界でいるのだが、本書はバレリーナの世界で活躍する日本人がいる。その人は22年間にわたり、世界最高峰のバレエ団であるイギリスの「ロイヤル・バレエ団」にて最高位である「プリンシパル」に居続けた。現在はフリーランスとして活躍する傍ら、後進の育成も力を注いでいる。その伝説のバレリーナはなぜ踊り続けるのか、バレリーナであり続けるのか、自ら綴っている。 第一章「好き、は人生の導き手 […]

さらば大樹の陰

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 本書における「大樹」は会社のことを表し、その「陰」はその傘に隠れながら働くという人のことを表すのかも知れない。しかしその大樹の陰に隠れることによって安定した生活を送ることができるのかというと、必ずしもそうとは言えない。一つの理由として「ワーキングプア」と呼ばれるものが今もなおある。 大樹の陰に隠れて生きていくよりも、独立を行い、なおかつ自分自身の考えで稼ぎ […]

新規&リピーターがどんどん増える 治療院「ウェブ集客」の成功法則

店を構えるとなると「集客」は何よりも大切な要素としてある。チラシを配布して、さらには口コミで広げさせると言った方法はあるものの、インターネットを使ってホームページを作成し、集客に導くいわゆる「ウェブ集客」と呼ばれる要素があるのだという。そもそもウェブ集客をするにも法則や秘訣があるのだが、本書は治療院にフォーカスを当てて、治療院を成長させるため、稼ぐためのウェブを使った集客術を取り上げている。 第1 […]

勝てる野球の統計学――セイバーメトリクス

つい先日夏の甲子園が終わりを告げた。大阪桐蔭が史上初2度目となる春夏連覇を達成し、準優勝であったのだが、秋田の金足農業の大活躍が連日報道されたほどである。さらにはプロ野球でもペナントレースが佳境を迎えている。このシーズンはまさに「野球一色」とも言えるのだが、そもそも野球について「勝つ」ためにどうしたら良いのか、相手や環境などの要素があるのだが、本書はあくまで「統計」の観点からどのようにしたら勝てる […]

総介護社会――介護保険から問い直す

今でこそ「超高齢社会」と呼ばれており、それとともに被介護者が増えていき、「総介護社会」と呼ばれるようになった。その社会を生き抜くためには介護の現場や保険のことを理解する必要があるのだが、その理解をする要素とは何か、仕組みや現場などを取り上げている。 1章「介護保険を利用する人たち」 介護認定は「要支援」や「要介護」といったものがあり、レベルの違いはあれど認定を受けられるようになることで介護保険が下 […]

機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライト

ミステリーであるのだが、本書の帯を見るとミステリーの暗さがほとんどなく、女子的な趣味の中に「探偵」と記載されており、何ともポップな感じがしてならない。しかしながら本書の中身はまさに「ミステリー」の如く、飛行機の中・外問わずして様々な事件が起こった。 本書を挙げるだけでも4つの事件があり、その1つ1つにトリックが存在しており、驚愕の展開が起こりさえもする。しかしながら、仕事も買い物も、観光も探偵も一 […]

ことばが消えたワケ ─時代を読み解く俗語の世界

日本語は絶えず変化する。そのため私自身は「正しい日本語」を信用することができない。私事はさておき、日本語に限らず、ことばは時代とともに変化を遂げていく。それだけでなく、流行語として扱われ、いつしかそれが「死語」となることさえもある。その「死語」こそ、本書のタイトルである「ことばが消えた」と呼ばれるようになったのかもしれない。そのことばが消えたのはどのような理由があるのだろうか、そのことを論じている […]