高齢ドライバー

よく事件などでは高齢者のドライバーによる事故が取り上げられている。もっとも私の住んでいる鎌倉でも、高齢者ドライバーの事故の話を聞くことがあるほどである。そもそも高齢ドライバーの事故が起こっている現状は今の社会にも原因の一つとしてある。なぜ社会問題としてあげられるのか、そしてその対策として何を行ってきているのか、本書はそのことについて取り上げている。

第1部「社会問題としての高齢ドライバー」
日本はかねてから高齢化社会となり、先頃には超高齢社会にまでなった。もはや日本の人口の4人に1人は65歳以上にまでなったほどである。もちろんドライバーも高齢化し、比例するように高齢ドライバーも増えてきている。さらに言うと交通死亡事故についても本章にて言及があり、半数以上が65歳以上という統計があった。これは先進国と比べてもかなり高い数字である。
その対策のために高齢者講習はもちろんのこと自主返納に向けての取り組みも行っているのだが、地域によっては車しかインフラがない所もあり、なかなか返納しようにもできない人・所もある。

第2部「認知機能と身体能力から見る高齢ドライバー」
高齢者になると認知や身体能力は低下している。それは技能的というよりも、身体機能も「老化」といったことがある。さらには認知症もあることにより、本来であれば法律違反になるような運転も起こってしまうこともある(道路の逆走など)。また自動車の技術として自動運転など様々な革新が行われているのだが、高齢化に追いつけていない現状もある。

高齢ドライバーは今もなおおり、社会問題として存在している。返納や技術革新によっての対策も進められているのだが、根本的な解決には至っていない。もっともそれを解決していくためには社会システムそのものを再考すべきかもしれないのだが、具体的な対策が打てていない現状もある。

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