スマホ廃人

それは私を意味しているのかと思ってしまうようなタイトルである。もっとも私は「スマホ」どころか「パソコン」、そしてなによりも「読書廃人」になっていると自負している。

私事はさておき、本書はスマートフォンによって身体の影響を及ぼすという危惧をしている一冊である。本書を読んでいくとかつては「ゲーム脳」や「ソシャゲ廃人」と「ケータイ依存症」といった言葉がだが、それに似ているような気がしてならない。

第1章「子育ての異変」
スマホのアプリは多岐にわたっており、子育ての参考になるようなアプリも数多く存在する。その存在する中で子育て用のアプリまで存在する。使いようによっては便利になるのだが、その便利にかまけてアプリに依存するあまり、子どもと接する時間が少なくなる、あるいは乳幼児のスマホ利用が増える、さらには社会的な不寛容が増えていくといった弊害が起こる。

第2章「スクールカーストとつながり地獄」
スクールカーストは今に始まったことではないのだが、ツール等の進化によって在り方も変わってきている。その在り方とはLINEなどの「SNS」依存によるものが強く、「つながり」を強制するようになり、心身に不調を感じてしまう人もいるのだという。

第3章「すきま時間を埋めたくなる心理」
移動したり、待ったりする際に手持ち無沙汰になることがあるのだが、その中で読書をしたり、勉強をしたりする方々もいるのだが、今となっては私もそうであるのだがスマホいじりをする人がほとんどになった。もっとも私自身は電子書籍を読むのだが。

第4章「エンドレスに飲み込まれる人々」
スマホ依存をする人は乳幼児から高齢者まで幅広い層まで及ぶ。ありとあらゆるジャンルのアプリが生まれ、アプリの中には「課金」と呼ばれる、ゲームなどのアプリの中で料金のかかるものを行うと言った事もある。また実際の買い物やオークションなどを行うことにより衝動買いを助長するようなこともあるという。

第5章「「廃」への道」
第4章で取り上げた傾向から「廃人」になる傾向にあると危惧している。その廃人への傾向を避けるために、強制的にシャットダウンを行う時間をつくるなどの提言も行っている。

新しいコンテンツやツールができると、広がりを見せると同時に、「依存症」や「廃人」「中毒」というような風潮を起こす。ゲームにしても携帯電話にしても、然りである。大昔には小説を読むなというような風潮があり、中毒として批判するようなこともあったほどである。そのことを考えると今あるものも、新しいものでも依存や中毒になる傾向がはらんでいる。使う・楽しむにも程々にということを肝に銘じておきたい。

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