寺山修司の本に「書を捨てよ町に出よう」という本があり、後に戯曲や評論、さらには映画化にまでなった。それを捩って出てきた一冊である。私自身も当ブログにて約1000冊ほど読み、取り上げたつつ、その中に実践を繰り返してきた。もちろん実践をすることによって適しているかどうかは変わってくる。
もっともビジネス書をただ読むだけでは身に付くわけでなく、自ら実践を通して血肉となっていく。もちろんそういった得られる要素は本ばかりではない。実際に町に出歩いてみると、本以上に得られるものもある。本書は営業力を上げるための方法として外に出てどのような力を身につけていけば良いかを伝授している。
第1章「最強の営業マンになるための五大思想」
営業を行うとなると、相手に対して攻撃的になってしまうことも少なくない。また人を介する仕事であるため、色々なネタを貯めておく必要がある。そのネタとしてはコンビニやマンガ、さらにはメシといったものにまでアンテナを張る必要がある。
第2章「円滑な社内コミュニケーションを促す五大秘術」
最も営業は外部で行うばかりではない。仕事を円滑に進めていくための「社内営業」といったことも大切になってくる。同僚・上司など多くの人を巻き込みつつ、ピンチやチャンスを活かしながら信頼を勝ち取っていくことで、営業力も上がっていく。
第3章「100万人に一人の営業マンになるための五大奥義」
営業の中では今は行っているかどうか不明だが「接待」がある。その接待の場でどのようなコミュニケーションをはじめとしたやりとりを行っていくか、店選びから接し方に至るまでの奥義が収録されている。
私自身営業はやったことがないのだが、いざ営業を行うとなると尻込みをしてしまうことも否めない。もっとも営業はコミュニケーションであることから、本を読んで得られることもあるが、それ以上に外で知識や考え方を得て実践する方法もまた一つの手段と言える。本書はある種「実学」を行う一冊と言える。
コメント