年収300万円の人の悪思考 年収1000万円の人の良思考 年収1億円の人のすごい思考

サンライズパブリッシング様より献本御礼。

成功をする、あるいは金持ちになると言ったことは行動を変える、行動を変えるきっかけとしては思考そのものを、思考を変えると言ったことがある。今ある思考はどのようなものか、そして年収を引き上げるためにはどのような思考や習慣を持ったら良いのか、本書ではそのことについて取り上げている。

第1章「ビジネス編」

本書はよくある「年収1億円」「年収1000万円」「年収300万円」といった思考や習慣は何なのかと言うことを列挙するのだが、取り上げているトピックスに「book○○」とついており、いずれも、どこの本を参考にしているのかを明かしている。成功にしても習慣にしても、様々な本をもとに実践を重ねていくことによって実らせることができることを示している。本章ではビジネスの場における考え方を取り上げている。

第2章「ライフスタイル編」

ライフスタイルを変えることもまた成功に導くために行うべきことがある。アドバイスはもちろんのこと、早起きから、プロセスづくり、休憩、運動など変えられることがたくさんある。

第3章「勉強編」

勉強は学生だけのことだけでない。社会人もまた勉強である。八代目や曰く「死ぬまで勉強です」とあるように。勉強への姿勢にしても、継続のあり方から、学ぶ広さ・深さなどによって年収の差が出てくる。

第4章「お金編」

「お金」と言っても、稼ぐと言うよりもむしろ「投資する」「使う」と言ったことが挙げられるが、主に強調すべきは「投資」である。しかし株式投資はもちろんのこと、様々な投資方法があるのだが、多岐にわたる投資法を駆使して行う事を提示している。

第5章「マインドセット編」

成功する・しない、年収の多い・少ないの差が最も如実に出るところが、行動以上に、行動の根幹をなす「マインドセット」である。マインドのあり方を変えることによって、年収が大きく変わってくるのである。

本書はあくまで「年収1億円」を目指すものではなく、むしろマインドのあり方を変える、その「変える」きっかけの一つとなるのが読書にあると言うものである。読書術とは毛並みは異なれど、年収の違いの列挙を本で以て紹介するとなるとなかなか難しいのだが、それを見事に結びつけた一冊と言える。