妊娠の新しい教科書

少子化の時代ではあるものの、人によっては子どもをつくりたい家庭もいる。特に家庭によっては「妊活」といったものがあり、その活動により妊娠をするといったこともある。

しかしその「妊娠」に関して、時代が変わるにつれて変化していくのだが、本書はその「変化」も含め、妊娠にまつわる「治療」をもとに新しい「妊娠」とは何かを取り上げている。

第一章「妊娠の常識が変わる」

断るが男性が妊娠するようになると言った突飛なものではなく、本章では高齢妊娠、あるいは体外受精、後半で取り上げる不妊治療などが挙げられており、そのことにより新しい「常識」となっている。

第二章「妊娠成立の仕組み」

妊娠というと、あんなことやこんなことをして自然に妊娠するイメージが持たれるが、実際に自然妊娠できるのは「奇跡の積み重ね」のようなものであるという。その自然妊娠の他に「妊娠成立」となる仕組みを本章にて取り上げている。

第三章「不妊治療を受ける前に」

妊活の中にある「不妊治療」であるが、その「不妊」に悩むカップルも少なくない。しかし不妊治療を行うにあたり、注意しなければならない点がいくつかある。本章では受ける前に注意すべきことなどを列挙している。

第四章「不妊治療の現在地」

そもそも不妊治療はどこまで進化をしており、なおかつ自然妊娠に近いように妊娠できるのかを取り上げると同時に、不妊治療を行った際に起こる症候群を含めた「リスク」も併せて言及している。

第五章「生殖医療の最前線」

不妊治療の一つかどうかは不明だが「生殖医療」もある。主に本章では女性の「子宮」に関してが中心となっている。

第六章「拡張する生殖医療」

生殖医療のあり方はドンドンと進化していき、さらには拡張もしている。卵子凍結や体外受精、精子・卵子提供といったものから、代理母・代理懐胎などもある。ところが「代理母」に関しては以前裁判にもなった。

第七章「保険適用で変わる不妊治療」

2022年4月から「一般不妊治療」「生殖補助医療」に関して保険が適用されるようになった。そのことにより、不妊治療のあり方も変わってくると著者は指摘している。

妊娠に関して特に「不妊治療」や「生殖医療」が変わるとあるが、その大きなきっかけとして第七章にて指摘のあった「保険適用」もそのカギの一つとして挙げられる。もちろん他にも医療技術が進化の一途を辿っている所もあり、その影響によるものもある。医療などにともない妊娠のあり方も変わるが、なぜ、どのように変わるのかはあらかじめ本書にて目を通しておくと良い。

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