書評 昆虫学者、奇跡の図鑑を作る 昆虫に関する図鑑や文献は数多くあり、その大元の一つとして博物学者であるジャン・アンリ・ファーブルの「昆虫記」、日本では「ファーブル昆虫記」が有名である。 それから様々な「図鑑」が世に出ているのだが、まんべんなく取り上げられているが有名な物ば... 2022.12.13 書評生物学
書評 満月珈琲店の星詠み 「星詠み」はいわゆる「星占い」の一種であるが、その星詠みに疲れた方々に対し星や月にまつわる飲み物・料理を振る舞う喫茶店がある。しかもその喫茶店は「満月」の夜にしか開店しない店である。 来店する方々も星詠みに疲れた方々であるが、起業家やライタ... 2022.12.12 書評青春
宗教 最後の審判-終末思想で読み解くキリスト教 ミケランジェロ・ブオナローティの代表的な絵画に「最後の審判」がある。現在はバチカン市国にあるバチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂の祭壇に描かれている。この「最後の審判」はキリスト教における「終末論」の考えにあり、「怒りの日」と同義に扱われている... 2022.12.11 宗教書評
書評 叙述トリック短編集 本書の冒頭に この短編種は『叙述トリック短編集』です。収録されている短編には全てトリックが使われておりますので、騙されぬよう慎重にお読みくださいませ。p.8より と記載されている。しかも冒頭は「読者への挑戦状」と銘打っており、著者と読者との... 2022.12.10 書評短編集
日本史 神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史 すでに時期は冬に入っており、熊を始め一部の動物は「冬眠」の時期に入り、ある意味落ち着いたシーズンと言える。それ以前までは特に出身地である北海道を中心にクマの出没情報が後を絶たなかった。襲われたといった話はほとんどなかったものの、先日、熊を飼... 2022.12.09 日本史書評
ミステリー あの日の交換日記 「交換日記」自体、現在あるかどうかはわからないのだが、私が学生だった当時はごくわずかだったとはいえやっている人たちがいた。どんなことを書くのかというと、何も日常的な事を書いただけとのこと。今となってはメール、さらにはLINEなどのチャットな... 2022.12.08 ミステリー書評
日本人 幕末の先覚者 赤松小三郎―議会政治を提唱した兵学者 今こそ衆議院・参議院といった議会政治は行われている。もっともこの「議会政治」をなし得たのは帝国議会を樹立し「国会を創った男」として知られる板垣退助に他ならないが、板垣以前に「議会政治」を提唱した人物がいた。本書はそのうちの一人である赤松小三... 2022.12.07 日本人書評
書評 インタビューズ 実際に私自身インタビューを行った事が何回かある。仕事と言うよりも、プライベートの場のインタビューしかないのだが、実際に質問をしながらその人の本質を明かしていくのがどうしても面白い。 本書は「平成」と呼ばれる時代について、100の人びととのイ... 2022.12.06 書評青春
世界史 世界の神話 躍動する女神たち 世界にはそれぞれの場所における「神話」があり、その中でも「神」は存在する。日本でも八百万の神と数多あるが、海外における神話でも八百万とまでは行かなくとも、多くの神々が活躍していた。 その中でも本書は「女神」にフォーカスを当てている。「女神」... 2022.12.05 世界史書評
書評 ふりかえる日、日―めいのレッスン 物語は、突然の出来事などから起こることもあれば、何気ない日常からも生まれる。特に何気ない日常の中にも多少なりの「変化」があるのだが、その「変化」のあり方が、日々の物語を紡いで行く。 本書は主人公の姪が日々触れるあらゆるものに耳を澄ませて成長... 2022.12.04 書評短編集