セイレーンの懺悔

ちょうど今日アップした24日はクリスマスイブ、その日の深夜にフジテレビ系列にて「明石家サンタ史上最大のクリスマスプレゼントショー2022」が放送される。近年はコロナ禍の影響に伴い「寂しい話」とあったが、通常の時は「不幸な話」を題材にしている(とはいえ番組内では「寂しい話」でも「不幸」と多用しているのだとか)。クリスマスイブという良い日なのに「他人の不幸は蜜の味」と言うような話を聞くのはいかがかと思いながらも面白がって観てしまう人も少なくない。

「他人の不幸は蜜の味」と言うと、特にメディアにおける人の不幸を面白がって報道するようなものもある。そこで本書である。とある誘拐事件をきっかけに不祥事を起こし信用を失ったテレビが起死回生を図るべくスクープを得ようと奔走する。しかしそのスクープを取ろうと独自取材を重ねていく中で次々と出てくる謎と「タブー」があった。それらをえぐり出す物語であるが、そこには知られざるメディアの「深層」が垣間見ることができる。

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