文芸・評論

書評

レンタルなんもしない人のなんもしなかった話

「レンタル」と言うと、今では下火になっているがCDやDVDなどが多くあった。もちろん現在でも図書館における本の貸し借りも無償とはいえど「レンタル」の部類に入る。 しかし数年前あたりから「レンタルお姉さん」「レンタルおっさん」といったも...
書評

小説 しろひげ在宅診療所

医療とは何か、在宅診療とは何か、自分自身そういったことにかかったことがないため良く分からない。しかし本書を通して医療とは、在宅診療とは、そして終末医療とは何かを知り、なおかつその状況を垣間見ることができた。 もちろんそれぞれの役割につ...
書評

空洞電車

夢に向かって、戦場に向かって乗る電車。しかし、ある出来事によって、悲喜こもごもと入り交じった感情がいつしか空っぽになってしまった。本書はとあるバンドがメジャーデビューを果たそうとした矢先、リーダー的存在だったギター兼ボーカルが突然の死を遂げ...
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書評

セゾン・サンカンシオン

「三寒四温」とは、 三日ほど寒い日が続いた後に四日ほどあたたかい日が続き、これを交互にくりかえす現象。中国北部・朝鮮などで冬季に見られる「広辞苑 第七版」より とある。日本にはおそらく縁遠い四字熟語であり、強いてあるとするならば春か秋く...
書評

緋い川

「赤」という漢字は、使いようによっては「紅」にも、「緋」にも、「朱」にもなる。なぜ本書はタイトルで「緋」を使ったのか、物語の仲にあるように見える。 本書はと言うと明治時代の話であり、とある山村集落において起こった事件を取り上げている。...
書評

友達未遂

「友達」や「仲間」といった言葉だと聞こえはいいものの、実際に悪いことだとしても止める人がいなくなり、互いに共犯をすることとなると言う。かつて「ひょうきん族」でビートたけしが言った「赤信号みんなで渡れば怖くない」といった言葉があるように。 ...
書評

壺の中にはなにもない

「日常」と呼ばれる毎日の中には「非日常」と呼ばれるようなことも往々にして起こる。本書の主人公である若者の男性もまた、のんびりと過ごす日常の中に、非日常が生まれ、世の中の変化に巻き込まれる。 その中には「初恋」と呼ばれるようなことに出会...
書評

いつも鏡を見てる

その国の政府は、その国に生きる人の鏡である。 この言葉は社会・経済学者であり、近代の政治思想を生み出したマックス・ヴェーバーの言葉である。もっとも「鏡」と言う言葉は自分を映し出すだけでなく、その「背景」も映し出す。 そう言う意味で、...
書評

GAP―ゴースト アンド ポリス

本書は警察小説であるのだが、取り上げられている警察官は一風変わっている。もっと言うと、「こち亀」の両さん(両津勘吉)に匹敵するほどのくせ者とも言えるような警察官ばかりである。もっとも品行方正という言葉が似合うかというと微妙であり、警察幹部か...
書評

みなさんの爆弾

人には誰しも、何らかの「爆弾」を持っているという。物理的に爆弾を持ってしまうと銃刀法違反にあたり逮捕されるため持っていないのだが、例えば怒りの導火線となる「逆鱗」もまた爆弾の一つである。もっと言うと、過去にあった出来事で生まれた「傷」をえぐ...
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